ねん

仏教用語としての念は、心の働きの一つ。思い。気持ち。「感謝の―」。この項目では冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』における念能力を扱う。

念

概要

『HUNTER×HUNTER』の6巻より登場。以後、作品に通底する重要なモチーフとして設定され、その解釈やルールは巻を重ねるごとの広がりを持っている。

身体から溢れている生命エネルギーである「オーラ」を自在に使いこなす力のこと。

あらゆる生物がオーラを持っているとされるが、危険性も高いため、その存在は一般的には知られていない。また、念能力を使いこなせる能力者はごく僅かに限られる。

常識では考えられない力を発揮できることと、念能力の存在自体は秘匿される傾向があるため、念能力を使える者は一般人からは天才や超人などと特別視されている。またある分野で突出した力を持つ人物が、本人も自覚しないまま念能力を使用しているケースも多いという。

習得方法

修行次第では誰にでも習得が可能となっている。プロハンターには相応の強さが求められているため、念の習得は「裏ハンター試験」ともされている。

また、修行のほかにも、念能力者からオーラを送ってもらい強引にこじ開ける方法も作品内で語られている。ゴン達は(恐らくクラピカも)師匠であるウィングによって強引にこじ開ける方法を選択している。強引にこじ開ける方法は外法とされているため、ウィングも本来はこの方法を二人に使うのを快く思っていなかった。

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