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「バンクシー逮捕、実名と顔写真公開」 ネタニュースにネット上が一時騒然

「バンクシー逮捕、実名と顔写真公開」 ネタニュースにネット上が一時騒然

「NATIONAL REPORT」記事のスクリーンショット

10月20日(月)、「世界的なグラフィティアーティストのバンクシーがロンドンで逮捕されたと米メディアが報じている」という話題がTwitterなどで駆け巡った。

その一切が謎に包まれていたアーティストの正体がついに明らかになったか…! と思われたが、フィクションを報じるネタメディアだということが判明。

謎に包まれた神出鬼没の芸術テロリストがついに逮捕!?

画像はbanksy.co.ukより

バンクシーさんは、社会性を帯びたメッセージを街の塀などにグラフィティとして表現。時には自らの作品を無断で美術館に展示するなど、神出鬼没の芸術テロリストとして、世界的に親しまれている。

そんなバンクシーさんがとうとう逮捕されたということで瞬く間に波紋が広がったが、実はそれを報じた「NATIONAL REPORT」というメディアは、日本でいうところの「虚構新聞」のような、フィクションを配信するパロディメディアだということが判明した。

記事では、バンクシーさん本人のものとされる顔写真や、その正体はイギリスのリヴァプール生まれのポール・ホーナーさん35歳だと報じられている。

これまでに何度も様々な名前や顔写真がバンクシーさんのものだとして報じられてきたが、その真偽はいまだ不明のまま。

逮捕どころか喜ばれるバンクシーのアート

これまで警察との衝突もなかったわけではないが、無断で街頭にペイントするグラフィティアートは起訴のリスクがあるにも関わらず、バンクシーさんはその作風が広く認められているため、自治体などからも好意的に受け入れられることが多い。

一般的な支持も厚く、作品が描かれたビルの不動産価値が高騰したり、彼が残した作品自体も時には高値で取引されることがある。

逆に、この4月には、バンクシーさんの有名な作品に落書きを加えた男性が公共物汚損行為で起訴され、「なぜバンクシーは起訴されないのか」と尋ねたところ、地方検事局は「公共物汚損行為で起訴できるのは、土地の所有者が起訴した時のみ。バンクシーのアートに文句を言う人間はいない」と答えたと報じられ、注目を集めたばかり。

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