バンクシー本人写真や未発表作品を収録 『Banksy Captured』初版は即完

バンクシー本人写真や未発表作品を収録 『Banksy Captured』初版は即完
バンクシー本人写真や未発表作品を収録 『Banksy Captured』初版は即完

『Banksy Captured』/画像はすべて『Banksy Captured』販売サイトから

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POPなポイントを3行で

  • バンクシーの姿や未発表作を収録『Banksy Captured』
  • バンクシーと仕事をともにした写真家が編集
  • 初版5000部は即完売、現在2版予約受付中
覆面アーティスト・バンクシー(Banksy)さんの未発表作品などを収録した書籍『Banksy Captured』が発売されている。

本書を手がけたのは、11年間バンクシーさんと仕事をともにしてきたスティーブ・ラザリデス(Steve Lazarides)さん。

なお初版5000部は発売後数日で売り切れ(外部リンク)、販売サイトでは現在2版が予約受付中。発送は2020年1月6日(月)から開始予定だ。

「バンクシー・キャプチャード」(バンクシーをとらえた)のタイトル通り、謎に包まれたバンクシーさんの姿が写された貴重な内容。

書籍『Banksy Captured』

世界各地でゲリラ的に出没し、主にストリートを舞台に世の中の矛盾を皮肉る作品を残すバンクシーさん。

素性の一切を明らかにしておらず、世界一有名な“匿名アーティスト”として活動している。

『Banksy Captured』の著者は、そんなバンクシーさんと11年間ともに活動していたスティーブ・ラザリデスさん。

当初は写真でバンクシーさんの活動や作品を記録し、のちに代理人などをつとめたという。

同書には、彼が撮影したバンクシーさんの姿や貴重な制作過程の様子、未発表作品が収録されている。

11月に写真の一部が発表されると、世界のメディアがそれを取り上げた。

世界一有名な“匿名”のアーティストの姿

活動初期はグラフィティを中心に、現在は空間デザインも含めた総合的な手法で表現を続けるバンクシーさん。

しかし一貫してストリートを主軸に、世の中の矛盾やアート界の権威性などをシニカルに批評し続けており、1月には日本でも東京都・港区にある防潮扉のネズミの絵がバンクシーさんの作品ではないかと話題に。

世界的な名声を手にした現在も素性を明かさず活動しており、その特異性もあってカルト的な人気を誇る。

2018年10月に起こった、ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」で作品「風船と少女」が1億5000万円落札された瞬間にシュレッダーで切り刻まれる仕掛けを施しておいた一連の事件のインパクトは大きく、以降、日本でもその名がより広く知られるようになった。

この10月にはオンラインショップ「Gross Domestic Product™」をオープン。自身の作品がアート市場で勝手に値段が釣り上がっていることへのカウンターとして、自ら適正価格で取り扱い始めた(購入券は抽選)。

これまで以上に活発に活動し、日本でその名を聞くことも増えてきたアーティスト。『Banksy Captured』も、その素顔に肉薄した貴重な書籍となる。



『Banksy Captured』の公開カットを見る

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