バンクシーが痛烈に社会風刺! 謎のテーマパーク「Dismaland」オープン

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バンクシーが痛烈に社会風刺! 謎のテーマパーク「Dismaland」オープン
バンクシーが痛烈に社会風刺! 謎のテーマパーク「Dismaland」オープン

「Dismaland」/プロモーション動画のキャプチャ

8月22日(土)より、イギリス・プリストルに期間限定でオープンする新型テーマパーク「Dismaland」が、海外のニュースサイトを中心に話題になっている。

設立に携わったのは、同所出身の覆面芸術家・バンクシーさん。大きく3つのメインアートギャラリーからなる園内には、数々の社会風刺的なテーマに基づいた作品が立ち並んでいる。

Inside Banksy's Dismaland: a dystopian theme park

「Dismaland」創始者・バンクシーとは?

バンクシーさんは、グラフィティアートやストリートアートといった手法で活動する覆面芸術家。

彼の作品は、戦争、政治的不安、汚職問題、革命、希望といった社会風刺に基づいたものとなっており、ロンドン、ニューヨーク、ガザなど世界の大都市に点在する。

2010年には、彼のドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』が公開され、オスカー賞にもノミネートされた。

本作は多くのセレブにも支持され、歌手のクリスティーナ・アギレラさんや俳優のブラッド・ピットさんが、50万ドルで彼の作品を買い取るほどの注目を集めた。

世界中のアーティストの作品が立ち並ぶ不気味なテーマパーク

Dismalandの見取り図/公式Webサイトより

「Dismaland」の魅力は、バンクシーさんが17カ国からのべ58人のアーティストを厳選し、彼らの作品を展示していることだ。

園内の真ん中には、不気味なオーラを出すゆがめられた人魚姫・アリエルが立ち、スチールを用いた跳ね上がる馬の模型、古風の回転木馬や地味な観覧車など、存在感を感じる壮大な作品が立ち並んでいる。

特にに注目したいのは、シンデレラのカボチャ馬車の事故現場を狂ったかのように写真を撮りまくる、パパラッチ団体を表現したバンクシーさんのアート作品。この作品の前は、オススメの写真撮影ポイントにもなっている。

出演アーティストのスケジュール表/公式Webサイトより

また、毎週金曜日には、Run The Jewelsさん、Pussi Riotさん、Massive Attackさん、DJ Yodaさんなど、イギリスを中心に活躍する音楽アーティストによるライブパフォーマンスが行われる。

気になる「Dismaland」の内部は、公式Instagramページで詳しくチェックすることができる。一風変わったこのテーマパークの世界観を創出した芸術家・バンクシーさんの今後の作品にも注目したい。

執筆者:たぶちゆう

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