漫画家・松木いっかさんが、漫画『日本三國』の小学館のWeb漫画アプリ/サイト「マンガワン」での連載を、4月15日(水)に再開予定だと発表した。
漫画『堕天作戦』および「マンガワン」を巡る一連の問題を受け、連載継続が未定の状態だった本作。
松木いっかさんは、公式Xで「その後の内部での対応状況を踏まえ、マンガワンで連載を再開させていただく運びとなりました」と説明している。
分裂した日本再統一を目指す戦記漫画『日本三國』
『日本三國』は、文明崩壊後に三つの国へ分裂した近未来の日本を舞台に、主人公・三角青輝が日本再統一を目指す戦記漫画。
小学館の漫画アプリ「マンガワン」および「裏サンデー」で展開されてきた作品で、2026年1月にはTVアニメ化も発表された。
アニメ『日本三國』は、Prime Videoで4月5日(日)21時から世界最速配信。
さらにTOKYO MX・BS日テレほかで4月6日(月)24時から放送開始を予定している。
児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕された漫画家を別名義で起用
「マンガワン」を巡っては、同アプリ/サイトに連載されていた漫画『堕天作戦』の作者・山本章一氏が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕/略式起訴されていたことが発覚。
さらにその事実を把握しながら、別名義に変えたうえで、新連載『常人仮面』の原作者として起用していたこと、山本章一氏と被害者との民事訴訟における和解協議に「マンガワン」編集者が関与していたことなども明るみに。
小学館は『常人仮面』の配信停止と単行本出荷停止を発表し、起用判断や確認体制に問題があったとして謝罪した。
さらに、小学館は2月28日付の声明で、山本章一氏を本来は起用すべきではなかったと発表。その上で、被害女性との和解協議への編集者の関与についても、弁護士を加えた調査委員会で事実関係と原因を解明すると表明している。
これを受けて、松木いっかさんは3月に『日本三國』の今後について、読者に向けてXで告知。
連載継続について、小学館が表明した「調査内容の報告、厳正な処分、再発防止策の策定・履行」に沿った対応が取られるかを見極めたいとの考えを示していた。
今回の連載の再開にあわせて、松木いっかさんはこれまでの一連の投稿を削除したこと、今後は持病の治療を続けながら、アシスタントを入れていない制作体制も踏まえ、月刊ペースで連載を進めることも発表している。
小学館は第三者委員会の設置 『アフターゴッド』も連載再開へ
小学館は3月4日、「週刊文春」の報道に関する見解を公表。
2021年に山本章一氏と被害女性との和解協議について担当編集者から法務室へ相談があったことを認めた上で、会社としては当事者ではないため、山本章一氏に弁護士への委任を促すよう指示したとしている。
一方で、会社ぐるみで関与したとの認識はないと説明。加えて、2022年に新たなペンネームで連載を再開していた件については、2026年2月25日に編集部から報告を受け、会社としてはじめて確認したとしている。
その後、小学館は3月19日、客観性・公正性を確保した調査が必要だとして、第三者委員会を設置したことを発表。委員会には、本事案の事実関係の解明に加え、類似する問題事象の有無の確認、発生原因の分析と再発防止に向けた提言などが役割として盛り込まれた。
松木いっかさんの『日本三國』の「マンガワン」での連載継続の判断もこうした経緯を踏まえたものとなっている。
また、「マンガワン」にて『アフターゴッド』を連載している漫画家の江野朱美さんも3月24日、連載の再開を発表。連載再開の理由として、『堕天作戦』の担当編集だった人物の異動を挙げている。
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