「攻殻機動隊」全アニメシリーズ横断の大規模展、2026年に虎ノ門ヒルズで開催

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KAI-YOU編集部_アニメ・漫画部門

【押井守さんのコメント】

ゴーストとシェル。その関係はゴーストの中にシェルがある、それが「Ghost in the Shell」だと思う。ゴーストは人に限らず、人形にも植物にも宿る。何か調和のとれた、穏やかなもの。囁いてくるもの、風のように。

この系列作品の共通点は、未来的なビジョンである。原作漫画の世界観に基づき、各々の監督が作品を描いてきたが、どれも士郎正宗のポリシーを一歩も離れていない。離れられないのだ。だからこそ全てスピンオフとも言え、それがこの作品の良さでもある。

その展覧会が横断的というからには、サブカルとして順不同な入口があるべきだと思う。アニメはもちろん、原作漫画も実写も含めて視野に入れてほしい。それでこそ初めて横断的展覧会になる、と私は思う。

©2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE

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イベント情報

攻殻機動隊展 Ghost and the Shell

会期
2026年1月30日(金)~ 4月5日(日)
会場
TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
住所
東京都港区虎ノ門2-6-2
チケット情報
2025年 秋頃発売予定
主催
攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会
株式会社講談社
森ビル株式会社
KDDI株式会社
株式会社プロダクション・アイジー
株式会社パルコ

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