任天堂の新型ゲームハード・Nintendo Switch 2で初代Nintendo Switch向けソフトをプレイした際、ゲームの挙動が変化するケースが発見されているなか、アクション対戦ゲーム『ケツバトラー』が興味深い事例を報告した。
『ケツバトラー』は、お尻にJoy-Conを挟んで対戦するというユニークな操作システムで話題を呼んだタイトル。
6月11日に投稿された公式Xアカウントのポストによれば、Nintendo Switch 2でのプレイ時に本体性能向上の影響か「ケツが想定よりも強くなりすぎる現象」が発生。
開発陣も予期しない挙動として認識しているという。
「ケツが強すぎる」のは性能の向上が生んだ思わぬ副作用?
『ケツバトラー』は、2024年12月にNintendo Switch向けに配信された、面白法人カヤック開発の対戦アクションゲーム。
『コロコロコミック』編集部の企画「第二回コロゲープロジェクト」で特別賞を受賞し、編集部が開発にも協力している。Joy-Conをお尻に挟んでプレイするという前代未聞の操作システムで注目を集めた。また、『コロコロコミック』でバトル漫画も連載している。
本作を巡っては、6月9日にRTA走者として活動するKOH藻さんがTwitch上で検証配信を配信。
各種ゲージのたまり方、ケツに挟んだ剣の振り、奥義のテンポなど、ゲームの挙動全般が早くなっていることを報告していた(外部リンク)。これにより、想定よりゲーム内の「ケツ」が強くなりすぎる現象が発生しているようだ。
『ポケモン』『ゼルダ』でもNintendo Switch 2で挙動が変化
Nintendo Switch 2でのプレイにおいて、挙動の変化が報告された例は『ケツバトラー』に限らない。性能強化が生んだ“副作用”も旧作タイトルで発見されている。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、Nintendo Switch 2でのプレイによってフレームレートが向上し、色違いポケモンの厳選効率が劇的に改善されたという報告がある(外部リンク)。
Nintendo Switch 2 Editionが発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』でも、演出負荷の高いシーンでの処理落ちが大幅に軽減されたほか、ローディング時間が短縮された模様。
これに関連して、Nintendo Switch 2 Editionの発売にあわせて行われたアップデートに際して、RTAの際に活用されることもあるバグの一部が修正。ロード時間の短縮やバグの修正が、RTAのタイムにも影響が出るかもしれない。
『ケツバトラー』は公式Xで、検証には時間が必要と説明。しばらくの間は「エクストリームケツバトルeditionとしてお楽しみいただけますと幸いです」と独特のユーモアで締めくくっている。

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