トレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ』とVTuberグループ・にじさんじのコラボ商品として、3月15日に発売された拡張パック「にじさんじコラボ・マスターズ『異次元の超獣使い(バーチャル・デュエリスト)』」。
三大国産TCGの一つに数えられる『デュエマ』史上初の大型コラボは、文字通り“異次元”の反響を呼んだ。
今回、KAI-YOUは2024年10月にオープンした『デュエマ』専門店・晴れる屋3(東京・高田馬場)に取材を敢行。
拡張パック「異次元の超獣使い」の売れ行きについて聞くと、「詳細な金額をお伝えすることはできないのですが、まぎれもなく過去最大の売り上げ」と答えた。
目次
デュエマ×にじさんじのコラボパック「異次元の超獣使い」とは?
「にじさんじコラボ・マスターズ『異次元の超獣使い』」は、新規・再録含むすべての収録カードのイラストに、にじさんじ所属の人気ライバーが描かれている商品。
希望小売価格は8枚入り1パックで税込495円(1ボックスは12パック入り)。
登場するのは、イブラヒムさん、加賀美ハヤトさん、葛葉さん、月ノ美兎さん、花畑チャイカさん、壱百満天原サロメさん、フレン・E・ルスタリオさん、社築さん、夜見れなさん、リゼ・ヘルエスタさんの10名だ。
単にVTuberが描かれているだけでなく、収録カードの名前やテキスト、イラストなどには、各ライバーをオマージュした要素も存在。
また、シークレット版として、VTuberのサイン入りカードもごく稀に封入されている。
予約解禁直後に即完売──「異次元の超獣使い」は品薄相次ぐ大人気商品に
2024年4月にコラボが発表された当初、「異次元の超獣使い」(※当時商品名は発表されていなかった)に対しては、『デュエマ』プレイヤーの間で反発や不安視する声が少なからずあった。
しかし、自身も『デュエマ』プレイヤーである加賀美ハヤトさんをはじめ、社築さん、花畑チャイカさんらの熱意が伝わったからか、実態が明らかになるに連れて、その空気感は徐々に逆転。
結果として、2025年2月15日に予約が解禁された直後、「異次元の超獣使い」はタカラトミーの公式通販サイト・タカラトミーモールで即完売。
各地の店舗でも品薄が相次ぎ、今回取材した晴れる屋3でも、従来実施していなかった抽選販売という販売対応がとられることとなった。
晴れる屋3によれば、「異次元の超獣使い」の売り上げは、2024年12月に発売された拡張パック「王道篇第4弾『悪魔神、復活』」の約4倍、2025年1月に発売された拡張パック「刺激爆発デュエナマイトパック」の約2倍だったという。
担当者は「今回のコラボで改めて、『にじさんじ』というコンテンツの強さに圧倒されました」とその勢いに言及。
「これまでは購入制限は設けていなかったのですが、今回は反響があまりにも大きく、より多くのお客様に行き渡るよう抽選販売での形式を選択せざるを得ませんでした」と反響の大きさを語った。
コレクションとしてシングルを購入するにじさんじファンも
また、「異次元の超獣使い」のボックスやパックが入手しづらい状況もあり、シングルカード(=カードをバラ売りで販売すること)の需要も「爆発的に増えている」という。
前出の晴れる屋3担当者は、「『デュエマ』は競技志向のプレイヤーが多いため、デッキパーツとして同じカードを複数枚購入するのが通例です」と説明する。
しかし、「今回はにじさんじファンの方が、推しのカードを求めてコレクションとして1枚ずつ購入するケースも多く見られました」と、従来とは需要の傾向が異なっているようだ。
取材時点、「晴れる屋3」で最も売れているという花畑チャイカさんのコラボカード《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》/画像は『デュエル・マスターズ』公式サイトより
「発売日当日にスリーブをお探しのお客様がいらっしゃいまして、『このスリーブだとシャッフルしやすいですよ』とご紹介したところ、『シャッフルしないので大丈夫です!』と。あくまで保管用でのスリーブをお探しだったようです」

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