【解説】『デュエル・マスターズ』で「月ノ美兎の即死ループコンボ」が発見される

トレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ』と、にじさんじのコラボパック『異次元の超獣使い』が3月15日（土）に発売を控えています。

本パックにおいて、月ノ美兎さんの相棒クリーチャーとして収録される新カード《偽りの月（コードムーン） インターステラ》を起点とした即死ループコンボ（※）が発見され、界隈が騒然としています。

いわば「月ノ美兎の即死ループコンボ」です。

（※）ループコンボ：一定の手順を繰り返すことで、1ターンの間に膨大な行動を取り続けるコンボ。

にじさんじ月ノ美兎の相棒カード《偽りの月 インターステラ》とは？

「異次元の超獣使い」は、加賀美ハヤトさん、社築さんらにじさんじライバー10名が『デュエマ』の世界に足を踏み入れ、相棒となるクリーチャーと出会う──という背景ストーリー。

すべての新規／再録カードのイラストにライバーが描かれ、にじさんじの象徴的存在である1期生・月ノ美兎さんも、その一人に選ばれています。

月ノ美兎さんが描かれた新カード《偽りの月 インターステラ》の効果は次のとおり。

偽りの月（コードムーン） インターステラ　SR　水/闇文明　(7)
クリーチャー：サイバー・ムーン・コマンド/アンノウン　9000

■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、水または闇の、コスト7以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、それを唱えた後、墓地のかわりに自分の超次元ゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、呪文を1枚、自分の超次元ゾーンからコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。

水または闇のコスト7以下の呪文を、登場時に手札または墓地から、攻撃時に超次元ゾーン（※）からタダで唱えることができます。

（※）超次元ゾーン：メインデッキ40枚に入れられない特殊な両面カードを置くための場所。近年は、他のTCGタイトルにおける「除外」先としての役割も兼ねている。

特に超次元ゾーンからの呪文のタダ撃ちは、『デュエマ』史でも異例となるギミックであり、月ノ美兎さんの異彩っぷりを反映したカードデザインに仕上がっています。

「月ノ美兎の即死ループコンボ」の手順を解説

「月ノ美兎の即死ループコンボ」は、禁止／制限カードを除くすべてのカードが使用できる対戦フォーマット「アドバンス」で実現可能です。

必要なカードは《偽りの月 インターステラ》、山札にあるコスト6以下のクリーチャーではないカードをタダ撃ちする《クイーン・アマテラス》、場のクリーチャーを出し直す《フォース・アゲイン》、場のクリーチャーを「スピードアタッカー（＝召喚酔いしない）」化する《次元のスカイ・ジェット》、自分の水のクリーチャーが攻撃する時に相手の山札の上から1枚目を墓地に置く《龍脈空船 トンナンシャーペ》の5枚です。

即死ループコンボの手順は以下の通り。

『デュエマ』月ノ美兎の即死ループコンボの手順

0. バトルゾーンに《偽りの月 インターステラ》《クイーン・アマテラス》《次元のスカイ・ジェット》《龍脈空船 トンナンシャーペ》の4枚、超次元ゾーンに《フォース・アゲイン》を用意する。

1.《次元のスカイ・ジェット》の効果で「スピードアタッカー」化した《偽りの月 インターステラ》で攻撃。

2. 《龍脈空船 トンナンシャーペ》の効果で、相手は山札の上から1枚目を墓地に。

3. 《偽りの月 インターステラ》の攻撃時能力で、墓地の《フォース・アゲイン》を発動。《フォース・アゲイン》の効果で《クイーン・アマテラス》を出し直す。《偽りの月 インターステラ》の能力で、《フォース・アゲイン》は山札の一番下へ。

4. 《クイーン・アマテラス》の登場時能力で、山札から《フォース・アゲイン》を発動。《フォース・アゲイン》の効果で攻撃中の《偽りの月 インターステラ》を出し直し、攻撃は中止に。《フォース・アゲイン》は墓地へ。

5. 《偽りの月 インターステラ》の登場時能力で、《フォース・アゲイン》を墓地から発動。《フォース・アゲイン》は超次元ゾーンに。

6. 初期盤面（ステップ0の状態）に戻る。再びステップ1に。以下、その繰り返し。

端的に説明すると「《龍脈空船 トンナンシャーペ》の効果を無限に使い、相手を山札切れにして勝利する」という即死ループコンボです。

コンボを実現するための要求枚数は多いですが、最速4ターンで始動可能となっています（下記の動画を参照）。

大会環境でも活躍できるか……と聞かれれば、現段階では難しそうですが、今後のさらなる開拓やブラッシュアップに期待がかかります。

品薄必至な「異次元の超獣使い」5月に再販決定！

《偽りの月 インターステラ》のほかにも、注目カードが多数収録されている「異次元の超獣使い」。

2月15日に予約が開始されると、タカラトミー公式通販サイト「タカラトミーモール」等では即日完売。品薄が予想されていました。

こうした状況を受け、『デュエマ』運営は2月22日に「異次元の超獣使い」の追加生産を発表。

にじさんじ『デュエマ』コラボパック、反響を受け追加生産へ　再販は5月上旬を予定

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再販売は5月中旬が予定されています。以降も生産と供給の強化を図っていくそうです。よかった。