作家としても活動するNEWSの加藤シゲアキさんが、最新小説『ミアキス・シンフォニー』の刊行をする。それにあわせ、2月26日(水)発売の雑誌『anan』2436号「つながる世界 2025」特集(マガジンハウス)の表紙に登場。
バックカバーでは、画家のヒグチユウコさんが描き下ろした『ミアキス・シンフォニー』装画の原画を特別公開。
さらに誌面では、加藤シゲアキさんが熱望した形で、『ブルーピリオド』で知られる漫画家・山口つばささんとのコラボレーションが実現。山口つばささんが描き下ろした小説の登場人物も掲載される。
アイドル/作家/映画監督として活動する加藤シゲアキ
加藤シゲアキさんは、1987年7月11日生まれ、大阪府出身。アイドルグループ・NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年に小説『ピンクとグレー』で作家デビューを果たした。
2021年刊行の『オルタネート』と2023年刊行の『なれのはて』は、2作連続で直木賞にノミネートされている。
他の作品に、エッセイ集『できることならスティードで』『1と0と加藤シゲアキ』、呼びかけ人として参加した能登半島地震支援チャリティ小説企画『あえのがたり』などがある。
直近では、短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season7 in 東海市」で、監督/脚本/主演をつとめたショートフィルム『SUNA』が、2025年5月に公開される。
加藤シゲアキの最新小説『ミアキス・シンフォニー』
加藤シゲアキさんの最新作『ミアキス・シンフォニー』は、2018年4月から2022年6月まで『anan』誌上で全16回が不定期連載された。
ミアキスとは、犬と猫の共通祖先といわれている動物。生物がミアキスから様々に進化し分岐していくように、多様な登場人物たちの視点が交錯しながら展開する愛の物語だ。
加藤シゲアキさんが表紙を飾る『anan』2436号
2023年から2024年にかけ構成を含めて大幅に改稿され、2月26日に書籍として刊行される。
『anan』2436号では、加藤シゲアキさんのロングインタビューを掲載。連載開始から7年間を振り返りつつ、アイドルとして、作家として、クリエイターとしての変化が語れるという。
【加藤シゲアキさんコメント】
僕は20年以上グループで活動してきて、時に怒り、時に理解しようと努め、時に背中を押し、みたいなことをずっとやってきたんです。(中略)そんなことばっかりやってきたなかでフロム(の『愛するということ』)を読んで、やっぱり自分は間違ってなかったんだと思ったんです(本誌より)
ヒグチユウコの原画や、山口つばさが描き下ろした登場人物も
『anan』2436号のバックカバーでは、映画好きの画家/絵本作家として知られるヒグチユウコさんによる『ミアキス・シンフォニー』装画の原画を特別公開。
絵を受け取ったとき、加藤シゲアキさんが「やすやすと期待を超えていただき、しばし放心した」という装画は、猫と犬の共通祖先といわれるミアキスと、生命のつながりを感じる植物が描かれている。
『anan』2436号のバックカバーは、ヒグチユウコさんによる『ミアキス・シンフォニー』装画の原画
さらに、小説『ミアキス・シンフォニー』の徹底解説も収録。作品解説では、漫画家・山口つばささんが作品の主要登場人物を描き下ろした。
加藤シゲアキさんが「キャラクター紹介に絵を添えるなら、山口つばささんに!」と願ったことからコラボレーションが実現。山口つばささんが描いた8人の登場人物は、今にも語りだしそうなリアリティと、一瞬で目をとらえる存在感を放っているという。
Ⓒマガジンハウス
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