大島依提亜とヒグチユウコがポスターを共作する『月刊MOE』連載が最高

  • 0
大島依提亜とヒグチユウコがポスターを共作する『月刊MOE』連載が最高
大島依提亜とヒグチユウコがポスターを共作する『月刊MOE』連載が最高

『風の谷のナウシカ』のオリジナルポスター/ヒグチユウコさんのInstagramから

POPなポイントを3行で

  • 特集上映「ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021」
  • 同時に大島依提亜がデザインした作品ポスター展も開催
  • ビジュアル原案はヒグチユウコとの『月刊MOE』連載
7月22日(木・祝)まで開催されている特集上映「ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021」。

ジム・ジャームッシュ監督の初期作品『パーマネント・バケーション』から最新作『デッド・ドント・ダイ』までが、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイント、アップリンク吉祥寺のスクリーンで公開されています。

そして本イベントのためにデザインされた作品ポスターの展示も、東京・神宮前にあるギャラリーショップ「ボリス雑貨店」で8月1日(日)まで開催中です。 展示されているポスターのビジュアルは、デザイナー・大島依提亜さんが手がけたもので、1年前に画家・ヒグチユウコさんとコラボした映画『ダウン・バイ・ロー』のイラストポスターも展示されています。

大島さんとヒグチさんのコラボで映画ポスターと聞くと、2020年に大ヒットして話題になった映画『ミッドサマー』の日本限定デザインを思い出す映画ファンも少なくなさそう。

そんな方にぜひチェックしてほしいのが『月刊MOE』の連載対談「映画のはなし」。大島さんとヒグチさんが毎回一つの映画をテーマにポスターを共作するという夢のような企画です。

映画好きなアーティスト・大島依提亜とヒグチユウコ

『月刊MOE』公式サイトより

映画のグラフィックデザインを中心に活動している大島依提亜さんはもちろん、画家・絵本作家として活躍するヒグチユウコさんも、映画好きで知られるアーティストです。

大島さんがポスターやパンフレットをデザインした映画には『パターソン』『マティアス&マキシム』『たかが世界の終わり』など、エッジの効いたミニシアター系作品がずらり。 また繊細なタッチに不気味なほどのパワーを宿らせたヒグチさんのイラストも同様です。

サスペリア』『ミッドサマー』などアーティスティックな映画のポスターをいくつも飾っています。

逆輸入されて行った『ミッドサマー』日本版ポスター

大島さんとヒグチさんによる『ミッドサマー』日本オリジナルポスター/画像は『ミッドサマー』公式Twitterより

大島さんとヒグチさんのコラボアートが、映画ファンを特にザワつかせたのは2020年のこと。映画『ミッドサマー』の日本公開に先駆けて、日本オリジナルのポスターが公開された時でした。

大島依提亜さんデザインしたものと、ヒグチユウコさんのイラストを大島さんがデザインしたものの2パターンのポスターは、劇中の空気感の異様さを美しく表現したビジュアルで話題に。

その反響は海を超え、『ミッドサマー』を制作した映画会社A24が、カタカナのタイトルを小さく加えるなどの特別仕様に調節し、異例の“逆輸入”販売を実施。これが好評を博したのです。

雑誌連載ではナウシカのポスターも

そんな映画との関わりが深いアーティスト2人による連載「映画のはなし」は、『月刊MOE』2020年4月号からスタートしました。

「映画のはなし」は毎回映画1本をテーマに、大島さんとヒグチさんが対談。そして、テーマとなった作品のポスターを共作するという内容です。

これまでに『ムーンライト』や『キャロル』、『ミッドサマー』の別バージョン、さらにあの『風の谷のナウシカ』のポスターも誌面に登場。新たな角度で作品を表現したビジュアルが毎月生まれています。

2020年5月号ではジャームッシュ作品『ダウン・バイ・ロー』がテーマに。この号に掲載されたポスターは、特集上映「ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021」ポスターデザインの元となりました。

ヒグチさんが描き下ろした映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』のイラストと共に、『ダウン・バイ・ロー』のイラスト版も、開催中のポスター展に展示されています。

興味のある方はぜひ、イベントともに連載の方もチェックしてみてください!

こちらも要注目!

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。