ニッチな層に熱い人気のある奇書『マンアフターマン 未来の人類学』の復刊本『マンアフターマン 未来の人類学 re-edition』が、一般書店でも発売されることが決まりました。
本書は株式会社書泉の企画「書泉と、10冊」で復刊。一部書店でのみ予約を受け付けていたのですが、好評につき全国の書店でも取り扱うことになったとのこと。4月4日(金)より発売開始です。
【画像】『マンアフターマン 未来の人類学』の奇天烈な挿絵人々を魅了する、ドゥーガル・ディクソンの描く世界
底本の『マンアフターマン 未来の人類学』は、1993年に刊行された書籍。訳者は城田安幸さん。
人類が消え去った5000万年後の地球をダイナミックに構想した『アフターマン 人類滅亡後の動物の図鑑』や、恐竜が絶滅せずに生き残っていたパラレルワールドを描いた『新恐竜』で知られるドゥーガル・ディクソンさんの著作です。
ドゥーガル・ディクソンさんが考えるかなり大胆な未来の姿は、荒唐無稽とも思える奇想天外な世界である一方、その奇天烈な創造物は一部の根強いファンを生み出しました。
『マンアフターマン 未来の人類学』の挿絵①
中古市場で高騰していた『マンアフターマン』が復刊
『マンアフターマン 未来の人類学』は初版から30年以上経たいま、中古市場では2万円を超える高値が付けられており、欲しいけれど手が出ない人も多かったはずです。
そんな中、前述した書泉の企画「書泉と、10冊」で、『マンアフターマン 未来の人類学 re-edition』として復刊が決定。
太田出版による粘り強い交渉の末に、日本でのみ再び刊行する許諾が取れたことが明かされています。
『マンアフターマン 未来の人類学』の挿絵②
復刊に際して、ドゥーガル・ディクソンさんによる新しい序文、底本に続き訳者をつとめた城田安幸さんによる新しいあとがきを収録しています。
なお、「書泉と、10冊」においては書泉の各店舗など一部書店でのみ予約を受け付けていて、すでに予約期間は終了。無事販売もされているのですが、反響が上々だったようで、全国書店での一般発売が決定したと太田出版の公式Xが伝えています(外部リンク)。
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