ゲーム「ポケットモンスター」の誕生と、開発した株式会社ゲームフリークの歴史を紐解いた書籍『ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』の復刊が決定した。
表紙に使用される予定のイラストは、シリーズのデザインに深く携わる杉森建さんが描き下ろした。
定価は2420円(税込)。書泉オンライン、書泉グランデ、書泉ブックタワー、芳林堂書店・高田馬場店で2025年1月31日(金)まで予約を受け付ける。発送予定日、店頭発売日は2025年2月末を予定。
なお、元になった書籍は、古本市場で数万〜数十万の値が付けられている。
『ポケモン』開発現場を当事者として見てきたとみさわ昭仁
著者のとみさわ昭仁さんは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズをはじめ様々な作品の開発に携わってきた人物。
今や世界的に人気で、ポケポケことスマホアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket』も大ヒット中の「ポケットモンスター」が、ゲームフリークで開発されていた当時同社に所属。名作が形作られていく様を当事者として見てきた。
とみさわ昭仁さんは復刊に際して、「当事者たちの言葉を散りばめたこの物語が、多くのポケモンファンに驚きを与えるだろうと信じて執筆しました。その価値は、初版の刊行から25年を経たいまも変わらず、いや、それ以上に高まっているはずだと確信しています。長らく入手困難だった本書を、この機会にお手に取っていただけたら幸いです」とコメントしている。
【『ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』概要】
田尻智さんの少年時代、TVゲームのミニコミ誌の作成、杉森建さんとの出会い、ゲームライター時代、満を持してのゲーム制作参入、そして世界中に愛される名作『ポケットモンスター』シリーズの誕生と、ゲームフリーク黎明期から成長期まで、アマチュアからプロへと進化を遂げた制作集団の歴史を紐解いた名著、「書泉と、10冊」で待望の復刻!
復刊後3万部を超えたシリーズも 書泉の復刊企画「書泉と、10冊」
今回『ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』を復刊したのは、株式会社書泉と出版社、著者らが協力している復刊企画「書泉と、10冊」だ。
過去に出版されたものの既に在庫がなく、今では手に入りにくくなった稀覯本を重版および復刊してきた。
販売数が3万部を超えた白泉社「中世への旅」シリーズを起点に始動し、これまでに25タイトルを届けている。
『ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』復刊のきっかけは、ゲーム系書籍の担当者が候補として選んでおり、かつ著者のとみさわ昭仁さんが復刊したいと公言していたこと。
話が進む中で「この本ならやってみよう!」と、太田出版の編集が手を挙げるなど数々の幸運が重なり実現したという。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント