冨樫義博さんによる漫画『HUNTER×HUNTER』の次回掲載が未定となったことが、12月9日発売の『週刊少年ジャンプ』2025年2号で発表された。
同号に掲載された410話から先、411話以降の掲載時期は未定。決定次第『週刊少年ジャンプ』本誌で発表される。
冨樫義博『HUNTER×HUNTER』史上、最も複雑な「王位継承編」
『HUNTER×HUNTER』は、『幽☆遊☆白書』『レベルE』で知られる冨樫義博さんの代表作。1998年より『週刊少年ジャンプ』で連載されている。
主人公のゴン=フリークスが行方不明の父・ジンに会うため、希少な動植物や財宝を追い求めるハンターになり、仲間たちと旅をする物語が描かれてきた。
現在は人類にとって未知の“暗黒大陸”に向かう船内で、一国の次期国王を決める「王位継承編」が展開中だ。
次期国王の候補だけでも14人おり、彼らに付き従う従者や護衛、船内に紛れ込んだ幻影旅団等の曲者など膨大なキャラクターが登場。各々の思惑が緻密に絡まり合う、本作でも最も複雑な構成となっており、毎話読者を唸らせている。
最新話は11月半ばに完成──411話以降の作業はすでに進行中
『HUNTER×HUNTER』は作者の冨樫義博さんが重度の腰痛を患っていることもあり休載が多く、その期間も長期に渡ることが多い。
「王位継承編」も(本格的に始動した358話をはじまりとすると)2016年から描かれているが、まだまだ終わる気配を感じさせない。
一方で冨樫義博さんはXにて、定期的に原稿作業の進捗情報を投稿。11月16日時点で最新の410話の完成を報告していた。
また、11月18日からは411話以降の原稿作業を進めていることも明らかとなっている。
11月28日には局所麻酔による何かしらの施術を受けたことを明かしていたが、その後も作業は進められているようだ。
これらの情報から、2年ほどの間が空いた前回の休載よりは、早期の連載再開となることが期待されている。というより期待せざるを得ない……。
いずれにせよ、10月7日の連載再開からの約2ヶ月で送り出された密度の濃いエピソードを読み返し理解を深めることで、休載期間はあっという間に経過していくはず。それほどまでに緻密で密度の高い物語が展開されている。
この記事どう思う?
関連リンク
連載
1998年より『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始した漫画家・冨樫義博さんが描く『HUNTER×HUNTER』。 主人公のゴン=フリークスが父親であるジンを探すためハンターとなり、キルア、クラピカ、レオリオといった仲間達との絆を深めながら、未知なる敵との戦いを描きます。 緻密に計算された高度な攻防と読者の予想を上回り続ける展開で人気を博す一方、非常に寡作なことでも知られ、現在までに500回以上の休載を繰り返していることも話題となりました。 冨樫義博『HUNTER×HUNTER』超特集では、そんな本作に魅せられたKAI-YOUの面々が、作品にまつわる疑問や伏線などを考察するコラム記事を執筆。ときには座談会も実施しながら、一読しただけでは伝わりづらい冨樫義博作品に通底する思想を紐解きます。
1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:11800)
Xの投稿見たら下書きは422話まで、413話までならほぼほぼ完成してるだろうし今回は1年くらいで休載済みそう