Xが画像生成AI機能を実装 フェイク画像や学習元データとしての利用に懸念の声も

Xが画像生成AI機能を実装 フェイク画像や学習元データとしての利用に懸念の声も
Xが画像生成AI機能を実装 フェイク画像や学習元データとしての利用に懸念の声も

Xに搭載のチャットAIボット「Grok」で「スタバなう」の画像を生成した様子

SNS・Xのチャット(会話型)AIボット「Grok」が8月14日に、画像生成機能を搭載するアップデートを実施した。

「Grok」は、Xの有料会員向けに提供されているAI。この画像生成機能の追加を受け、Xのユーザーの間ではフェイク画像の増加を警戒する声も見受けられる。

Xに搭載されているAI「Grok」とは

「Grok」は、X(旧Twitter)のオーナーであるイーロン・マスクさんの率いるxAI社が2023年11月に発表したチャットAIボット。

2024年5月には日本国内からの利用が可能に。OpenAI社のChatGPTと同じ様な感覚で、テキスト形式のやり取りを行うことができた。

これまで画像生成機能には対応していなかったが、画像生成AI・Stable Diffusionの開発者などが立ち上げたAIベンチャー・Black Forest LabsのAIモデル「FLUX.1」を実装。

現在、全ての有料会員が画像生成機能を使えるわけではないものの、有料プラン「プレミアム」「プレミアムプラス」に加入しているユーザー向けに徐々に提供されているようだ。

フェイク画像や学習元データとしての利用に懸念の声も

Xに搭載されている「Grok」への実装で、気軽に使えるようになった画像生成機能。

一方、これによりフェイク画像がXに投稿されたり、AIによって生成されたと知らずに画像が拡散されたりすることを懸念する声も多くある。

また、自身の投稿した画像が「Grok」に学習されたくないという意見もある。Xの設定欄、「プライバシーと安全」には「Grok」という項目が存在している。

「Grok」に関連するXの設定画面

ここの「ポストに加えて、Grokでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可する」という項目には、デフォルトでチェックマークが付けられているため、学習されたくないユーザーはチェックを外しておくことをお勧めする。

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