日本のクリエイターのドキュメンタリー映像を手がけるチーム「Archipel(アルシペル)」が、アーティストが紹介する場所をテーマとした初の書籍プロジェクト『Archipel Log』を発表した。
第1号はアーティストのオオクボリュウさん、イラストレーター/アニメーターの米山舞さんを特集。
現在クラウドファンディングサービス・Kickstarterで制作資金の支援を募っている。
米山舞、玉川真吾らのドキュメンタリーを制作してきたArchipel
Archipelは、日本の漫画家、イラストレーター、アニメーター、ゲームクリエイターのドキュメンタリー映像を制作してきたチーム。YouTubeチャンネルで定期的に映像を公開している。
今回、書籍で特集する米山舞さんのほか、漫画『SHAMAN KING』の作者・武井宏之さん、自主制作アニメーション『PUPARIA』で注目を集めた玉川真吾さん、『ファイナルファンタジーXIV』などに携わった吉田直樹さんらのドキュメンタリーを発表している。
クリエイターのインスピレーションの源や、思い入れのある場所を掲載する『Archipel Log』
『Archipel Log』は「アーティストが紹介する場所」をテーマとした書籍。
Archipelがドキュメンタリーの取材で訪れた、アーティストたちのインスピレーションの源、思い入れのある場所、行きつけの場所などを掲載するガイドブックとして刊行する予定となっている。
日本語と英語のバイリンガル仕様になる予定で、今回のクラウドファンディングを通じてシリーズ化を目指しているという。
なお、電子版と紙版に加えて、ハードカバー加工のプレミアム版を制作。プレミアム版の表紙は「ファイナルファンタジー」シリーズに携わってきたアートディレクター、上国料勇さんによるオリジナルデザインとなる。
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書籍情報
『Archipel Log』
- サイズ
- B5サイズ(182mm x 257mm)、無線綴じ
- 用紙
- 135kg上質紙
- ページ数
- 114頁(予定)
- 言語
- 日本語・英語(対訳)
- プレミアム版
- 上国料勇によるオリジナルハードカバー
リワード詳細
・Archipel Log - Digital Edition | 1,500円:Archipel Logの電子版
・Early Bird - Physical Edition | 2,000円:先着100名限定・Archipel Log (紙版)1冊
・Archipel Log - Physical Edition | 2,800円:Archipel Log(紙版) 1冊
・Archipel Log - Travel Bundle | 4,000円:Archipel Log 電子版及び紙版セット
・Archipel Log - Premium Edition | 7,000円:Archipel Log プレミアム版1冊(上国料勇によるハードカバー)
・Archipel Log - Premium Pair Bundle | 9,000円:Archipel Log 通常版&プレミアム版セット
・Archipel Log - Signed Edition | 10,000円:先着100名限定・Archipel Log プレミアム版(米山舞・オオクボリュウサイン入り)1冊
【プロフィール】
米山舞
ガイナックス入社後、アニメーターとしてキャリアをスタートさせたのち、イラスト、アート作品の展示、映像・ゲーム制作など幅広く活躍。常に新たな表現方法を模索するその姿勢から生み出される作品群は「驚きと美しさ」に満ち満ちており、「神絵師」とも称されるほど。最前線を走る新世代の旗手のひとりとして、常に注目を集めるクリエイターである。映像監督として、『YOKU』(2022)『サイバーパンクエッジランナーズ』ED を監督、作画共に手掛けた。
オオクボリュウ
1989年、神奈川県鎌倉市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科在籍中よりアニメーションの制作を始め、雑誌や広告、アパレルなど多岐にわたる分野で活躍。2011年からはミュージックビデオの制作に着手し、PSG「寝れない!!!」(2011)、group_inou「9」(2012)、星野源「さらしもの(feat.PUNPEE)」(2019)など、数多くの作品を手掛ける。また、2022年には「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」(2016)以来となる単独個展「Struggle In The Safe Place」を開催。そこで発表された作品を収めた作品集『STRUGGLE IN THE SAFE PLACE』も、同年に発売されている。現在は、複数の絵の連続性によって生み出される動きや関係性に着目した「シークエンシャルアート」の制作に積極的に取り組み、独自の表現を模索するとともに、絵画という媒体の可能性の探究に勤んでいる。2024年3月に開催された個展「1:40:03:02-1:40:06:04」においては、絵画としての抽象性を追求しながらも、連続して鑑賞することにより具体化される実像表現に挑戦しています。アニメーションの動きを構成する点や線などの要素をひとつずつ丁寧に精査しています。
Archipel
日本のクリエイター・アーティスト・文化を題材としたドキュメンタリーを制作しているチーム。ここ数年来、ドキュメンタリーやポートレイト映像を通してあらゆるジャンルのクリエイターを取材し、その世界観を探訪してきた。日本のクリエイティビティの実像、魅力を世界に伝えるべく、今後は映像製作に加えて書籍の企画を積極的に企画している。
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