プロゲーミングチーム・Crazy Raccoonが5月27日、二次創作ガイドラインを発表した。
個人または法人格のない団体が、Crazy Raccoonのコンテンツに新たな創造性を加えて創作した著作物(二次創作作品)が対象となる。
発表によれば、一次コンテンツそのままのコピーや改変の域を出ないものなど、創造性に欠けるものは、二次創作とはいえず「本ガイドラインの適用対象外」と説明している。
禁止事項にはCRメンバーが不快と感じる創作など
二次創作ガイドラインで禁止事項として定められているのは、Crazy Raccoonのメンバーが不快と感じる創作活動や、営利目的と認められるもの、そして法人による利用。
加えて、以下のような表現を伴う創作活動も、禁止事項として明記されている。
・公式と詐称、公式と誤解・誤認されうるもの
・公序良俗に反するもの、反社会的な表現を含むもの
・特定の思想・信条、宗教的、政治的内容の表現を含むもの
・CRメンバー、当社または当社のコンテンツのイメージを著しく損なうもの
・第三者の権利を侵害するもの
・その他当社が不適切と判断するもの
昨今、配信文化の隆盛を受けて、ストリーマー(配信者)/実況者の影響力や人気が拡大。それに伴い、SNS等を中心にファンによる二次創作(非公式のイラストやグッズ)も増加している。
Crazy Raccoonの二次創作ガイドラインの発表は、こうした環境の変化を受けてのものとみられる。
人気ストリーマーが多数在籍するCrazy Raccoon
Crazy Raccoonは、2018年4月に結成したプロゲーミングチーム。
『Fortnite』『Apex Legends』『Street Fighter』、そしてStreamer部門など複数の部門を展開。だるまいずごっどさん、Uruca(うるか)さん、じゃすぱーさんら、各部門に人気のプレイヤーやストリーマーを有している。
XやYouTubeの登録者数はチームメンバー全体で2000万人を超えており、ゲームだけでなく動画投稿やイベント出演などでも活躍。
20万人以上が同時視聴するオンラインイベント「Crazy Raccoon Cup」(通称・CRカップ)をはじめ、2023年からは大型オフラインイベント「CR FES」を開催している。
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