現在、プロゲーミングチーム・Crazy Raccoonが、ゲームコミュニティ・vaultroomの協力を得て、ゲーム『Grand Theft Auto V』を利用して開催中のストリーマーサーバー「MadTown GTA」。
ストリーマーのSHAKAさんやにじさんじの葛葉さんといった人気配信者や、音楽ユニット・水曜日のカンパネラのボーカリスト・詩羽さんらビッグネームが参加して配信で交流を繰り広げる一大ゲームイベントとして、日々話題を提供しています。
そんな中でひときわ渋い光を放つのが、「MadTown」で「ぶんぶんギャング」のボスとして君臨するストリーマーのけっつんさん。
そのリアクションは誰よりも大きく、まとう空気は誰よりも和やか。配信歴10年以上のベテランが、いま再び輝きを放っています。
動画から配信へ——実況の黎明期から続くけっつんのキャリア
けっつんさんは2013年3月にYouTubeでの動画投稿をスタート。
「バトルフィールド」シリーズでのゲーム実況を主に投稿し、2017年からはYouTuber事務所のUUUMに所属。2023年にUUUMを脱退し、いまはフリーとして活動しています。
2013年と言えば、ニコニコ動画やYouTubeで「バトルフィールド」シリーズや「Call of Duty」シリーズの実況動画が人気を極めた時期。KUNさんやダステルさんなどのYouTuberや配信者もこの頃から活動を継続しています。
しかしその後、ゲーム実況の世界にも変化が。2021年頃、けっつんさんも自身を「中途半端な立ち位置」と表現しつつ「『動画の時代』から『配信の時代』になりつつあるんだな」とYouTubeチャンネルのコミュニティに投稿。ライブ配信に活動の軸足を移す判断について語っていました(外部リンク)。
「ストグラ」ではチュートリアルおじさんとして開花
そうして現在のようにTwitchでの配信を軸に、活動を続けたけっつんさん。
2023年には、しょぼすけさんの企画したロールプレイ企画「ストグラ」にけっつん太郎として参加。自身の後から参加してくる新たな市民に親切に振る舞う様子から、ついたあだ名は「チュートリアルおじさん」。
「ストグラ」外でも、気さくな人柄で様々な人と積極的に交流し、Crazy Raccoonとvaultroomによる配信企画「VCR」にも参加しています。
長い活動歴のハズが「MadTown」でも何も知らないけっつん
今回の「MadTown」では当初、飲食店を経営していたけっつんさん。
その後、ぶいすぽっ!の蝶屋はなびさん、プロe-Sportsチーム・NORTHEPTION所属のmarunnnさんなど様々なメンバーが集まった結果、2チームしか名乗れないギャングの1枠を獲得し、けっつんさんは「ぶんぶんギャング」のボスに就任します。
けっつんさんの魅力と言ってもいいのが、そのオーバーリアクション。
活動歴も長く、様々な人と交流してきたけっつんさんですが、なぜかあまり他の参加者のプロフィールを覚えていません。メンバーの自己紹介の度に新鮮な驚きの声を上げてくれます。
もちろんメンバーたちも、『VALORANT』の最高ランクであるレディアント経験者の久我レオさんや『Apex Legends』の最高ランクであるプレデターを11シーズン保持したゆふなさん、『Apex Legends』ヨーロッパ公式大会「ALGS Championship 2021 - EMEA」の王者のrprさんなど、実際に目を見張るような輝かしい経歴の持ち主ばかり。
普段から配信を観ていると慣れてしまいますが、言われてみたらすごいゲームスキルの持ち主たちなんだよな、となぜか同じストリーマーであるけっつんさんの大きなリアクションが思い出させてくれます。
「MadTown GTA」を笑いで包む、けっつん流“ギャングの流儀”
そんなメンバーたちが、まだ慣れない『GTA V』に苦戦する様子を、けっつんさんが「ナイストライ!」と励ます「ぶんぶんギャング」には、いわゆる“空気がうまい”と表現するのにふさわしい和気あいあいとした雰囲気が流れています。
『GTA V』内の大型犯罪にも初挑戦で無事成功。「ぶんぶんギャング」のメンバーたちも汚職現場(?)の写真を入手して警官を強請るなど、『GTA V』のゲームシステムが想定した以上の配信者らしい振る舞いで「MadTown」を引っ掻き回してくれています。
次はどんなドラマを巻き起こしてくれるのでしょうか。「MadTown」は、毎週月曜日・火曜日以外18時から開催されている長期サーバー。参加者によれば今回はβテストで、約1ヶ月ほどの開催が予定されているようです。

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