Crazy Raccoon「CR FES 2024」開催
この週はランキング外でも興味深いムーブメントがたくさんあったのでご紹介しよう。
プロゲーミングチーム・Crazy Raccoonがさいたまスーパーアリーナでファンイベント「CR FES 2024」を、4月27日〜28日に開催した。
今、日本で最も人気と影響力のあるプロゲーミングチームのひとつであるCrazy Raccoon。
「ゲーマーをかっこよく魅せる」をテーマに、2018年4月に結成。「Apex Legends」「Brawl Stars」「Clash Royale」「オーバーウォッチ」「Fortnite」「大乱闘スマッシュブラザーズ」「ストリートファイター」と、プレイヤー・ストリーマーの9部門に60人以上の選手が所属している。
「CR FES」は、2023年に幕張メッセ国際展示場1-3ホールで初開催されたオフラインイベント。今回はキャパシティも内容もパワーアップしての第2回となる。
トーク・ゲーム・歌唱披露など、さまざまな企画に選手たちがチャレンジ。会場は終始熱気につつまれ、何度も大歓声が起こっていた。
2000年代にニコニコ動画でジャンルが確立し、コロナ禍以降急速にファンダムを拡大してきたゲーム実況シーン。現状マスメディアの力を借りず、ほぼ配信での活躍のみでアリーナクラスの会場を2日間埋めてしまうまでの人気ジャンルにまで成長した。
「ニコニコ超会議」に約12万人が来場
また、ニコニコ動画が主催するイベント「ニコニコ超会議」も開催された。
毎年幕張メッセで開催されている同イベント。コロナ禍を経た今回22日から28日までネット上で開催し、27日と28日はリアルイベント開催というハイブリッド型で行われた。
「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトそのものの、コンテンツのごった煮のようなリアル会場には2023年(11万8797人)を上回る12万5362人が来場した。
さまざまな展示・ステージイベント・体験ブースが盛り上がりを見せた「ニコニコ超会議」。特に注目を集めていたのは、多様なジャンルのコスプレイヤーや、VOCALOIDオンリー音楽ステージ「超ボカニコ」などだった。
また、クリエイターが自由に自己表現できるスペース「クリエイタークロス」のエリアが大幅に拡大され、ユーザー出展者は前年の6.8倍の900組超となった。
「THE VOC@LOiD 超 M@STER 55」など併催イベントを含めた総出展者は1131組に上るなど、いつも以上にユーザー主体型の年となった。
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連載
ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。 政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。 なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦を。
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