魚や釣りの魅力を発信するVTuberプロジェクト「うおむすめ」所属の紅波マダイさんが、12月31日をもって活動を終了することを発表した(外部リンク)。
活動終了の理由は、リアル寄りの活動を増やしていく「うおむすめ」の方向性と、あくまでVTuberとしての活動をメインにしたい紅波マダイさんとの間で、方向性の違いが生まれたため。
なお、活動を終了するのは現在「紅波マダイ」を担当するタレントで、2026年からは新たなタレントが「紅波マダイ」を引き継ぎ、活動を始めると発表されている。
詳細については、10月13日(月)21時から紅波マダイさんの配信でも説明される予定だ。
ゲーム開発プロジェクトも進行中の「うおむすめ」
「うおむすめ」は、魚モチーフのキャラクターたちが、VTuberとして魚類の魅力や釣り文化をエンターテインメントとして伝えていくプロジェクト。
ジー・プラン株式会社と株式会社ASFIDAが運営している。
うおむすめの3人。左から黄金マアジさん、桃川ニジマスさん、紅波マダイさん
オーディションを経て、黄金マアジさん、紅波マダイさん、桃川ニジマスさんの3名が、5月24日にデビュー。キャラクターデザインはWERIさん(黄金マアジ)、りいちゅさん(紅波マダイ)、Noyuさん(桃川ニジマス)がそれぞれ担当。Live2DはDateさんが制作している。
現在は、2期生5名を迎えるオーディションが進行中。また、ゲーム開発プロジェクトの始動も発表されている。
「並々ならぬ覚悟でキャラクターを引き継ぐ」 業界では異例の発表
「うおむすめ」公式Xは、「うおむすめ」はゲーム化/アニメ化を視野に入れ、長く続くプロジェクトを目指していることから、タレント活動の終了はキャラクター卒業にはならないと説明。
「新マダイも並々ならぬ覚悟でキャラクターを引き継いで、活動をしてまいります」と、キャラクター引き継ぎへの理解を呼びかけた。
今後、現在の「紅波マダイ」担当タレントの活動終了後は、新たな「紅波マダイ」担当タレントへYouTubeチャンネルとXアカウントが引き継がれ、動画や配信アーカイブも残される。ただし、今後の配信内容や動画は、タレントの変更に伴って大きく変わることが告知されている。
現在のVTuber業界では、タレントの活動終了は、キャラクターの運用停止を意味することが多い。引き継ぎを明言する「うおむすめ」のスタンスは異例ではあるが、今後この姿勢は吉と出るだろうか。

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