昨今、インターネットで大流行中の猫ミーム。SNSやYouTubeでは、様々な猫ミーム動画が投稿され、盛り上がりを見せています。
そんな中、猫ミームに使用された素材をサンプリングしたVOCALOID楽曲(以下、ボカロ曲)が、YouTubeで2月8日に発表されました。
今回は、猫ミームブームの裏に隠れた(?)飼い猫の本音が垣間見えるボカロ曲「猫ミーム feat.可不」をご紹介します。
大流行中の「猫ミーム」とは?
猫ミームとは、インターネットで有名な猫の映像・画像を組み合わせ、字幕編集を加えて投稿者の体験談などを再現したネタ動画の総称。
過去に動画サイトやSNSに投稿された、絶妙な表情や愛らしい動きの猫たちが素材に用いられています。
見ていて飽きない猫たちの愛らしさと、猫が再現する投稿者のエピソードの強烈さが相まって、2024年1月ごろから日本でブームに。
なお、海外では2023年3月ごろからTikTokを中心に「#happycat」や「#bananacat」などの動画が投稿され、一躍人気となっていました。
ボカロP・Kish作「猫ミーム feat.可不」
そんな猫ミームを題材に楽曲をつくり上げたボカロPが登場。「猫ミーム feat.可不」と題した動画を制作したのは、ボカロP・Kish.さん。
猫ミームの素材に使われている「他の猫をパンチする猫」の鈍い音をドラムに、「叫び声をあげる猫」の鳴き声をメロディに、「『Huh?』と怪訝そうな顔をする猫」をベースとして(加工を加えた上で)用いています。
一聴すると、歌詞のほぼすべてが“にゃ”で構成されている本楽曲。しかしその真価は、YouTubeの機能である日本語字幕をオンにしたときに発揮されます。
なんと“にゃ”と猫語だらけだったはずの歌詞が、字幕では人間の言葉に。
しかもその内容は、昨今の猫ミームにうつつを抜かす飼い主にもどかしさを感じる猫の心情を歌ったもの。
猫ミームを題材にしながらも、その実態はミームに対する飼い猫のジェラシーという、まさに猫のツンデレを表現した本楽曲に、魅了される人が続出しています。
「可不」とともに歌うボカロP・Kish.
Kish.さんは、バーチャルシンガー・花譜さんの音楽的同位体として生まれた音声合成ソフト・CeVIO AI「可不」などを使用するボカロP。
Kish.さん自身もボーカルとして参加し、「可不」とともに歌うという、珍しいスタイルの楽曲を発表しています。
さらに、Kish.さんは「可不」を題材としたショート動画を投稿しており、楽曲以外でも注目を集めています。
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