誰でも“ずんだもん”になれるボイチェンアプリ「Vme!」使ってみた

誰でも“ずんだもん”になれるボイチェンアプリ「Vme!」使ってみた
誰でも“ずんだもん”になれるボイチェンアプリ「Vme!」使ってみた

見た目と音声をアバターに変換できるアプリ「Vme!」

VTuberプロジェクト・Vhigh!が、自分の好きなアバターと声でビデオ通話できるアプリ「Vme!」をリリースした。

アプリは、Chromeのウェブストアから拡張機能として無料でダウンロード可能。DiscordやGoogle Meetsといったチャットツールでのビデオ通話に対応している。

アバターは目や口の動きをトラッキングしてくれるほか、入力された音声をアバターごとに設定された声へと変換してくれる。

ずんだもんは無料で使用可能

「Vme!」にデフォルトで用意されているアバター/画像はアプリより

「Vme!」では、デフォルトで「高ノ嶺ゆり」「芽衣塚さら」という2体のアバターに加えて、テキスト読み上げソフトウェア「VOICEVOX」のキャラクター・ずんだもんのアバターが使用できる。

無料プランではそれぞれのアバターに「FREE edition」と書かれた髪飾りが付けられている。月額980円の有料プランに加入するとこの髪飾りが消えるほか、計7体の限定アバターが利用可能だ。
Vhigh!のアバターを「Vme!」で使用するための手順
また、Vhigh!が手がけるアバターのNFT「Vhigh! Avatar Gen 1.0」を購入し、公式サイトからそれを自分と紐づける手続きを行うと、購入したアバターを使ってビデオ通話できる。

このNFTを個人に紐づける手続きは、「SoulBound Token」と呼ばれる他人に譲渡できないNFTトークンを発行。手続きには0.1ETH(記事執筆時点のレートで約2万3000円)が必要となる。

「Vme!」を使ってずんだもんになってみた

リリースに際して筆者も実際に「Vme!」を使ってみた。

ずんだもんのアバターを用いてGoogle Mettsにアクセスしてみると、目や口のトラッキングについては、ほぼラグが無く反映されたのが確認できた。

一方、音声については、公式サイトの「よくある質問」(外部リンク)に記載されている通り、自分が声を発してから変換された声が出力されるまでには数秒のラグがあった。

アバターの声への変換ではなくなってしまうが、声のピッチの変更だけなら遅延無しで行える。遅延が気になる場合は、メニューから「アバターボイス」をオフにし、アバター選択画面からピッチを変更しよう。

また、マイクの感度によっては環境音を拾ってしまい、その音声までがずんだもんの声に変換されてしまう。筆者の場合は、部屋にあった扇風機の音が入ってしまい、ずんだもんが謎の呪文を唱えてしまっていた。

AIやNFTを積極的に取り入れるVhigh!

Vhigh!キービジュアル

「Vme!」をリリースしたVhigh!は、「メタバースに新たなスターを輩出する」ことを目標としたVTuberプロジェクト。

Webマーケティング支援やコンテンツ制作を行う株式会社ハイボールの代表・大田卓矢さんと、VTuberグループ・にじさんじの立ち上げに携わり、現在は株式会社yokazeの代表をつとめる岩永太貴さんが共同で設立した。 事務所ではなくラボを名乗っており、より自分らしくメタバース上でタレント活動が行えるインフラを構築すべく、AIやNFTといった新しい技術を積極的に取り入れたサービスを展開。

日本のAI研究の第一人者である、松尾豊東大教授が率いる松尾研究室と共に研究を行う株式会社松尾研究所と提携。AITuber(人工知能を搭載したバーチャルYouTuber)の実験を行っている。
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