VTuber天開司主催の麻雀「神域リーグ」激闘に歓声飛び交う! 観戦会場レポート

昨年優勝メンバーvs知らないおじさん 終盤を制したのは?

この日最後となった第3戦の出場メンバーが順々に発表されていく。

チームアキレスからは白雪レイドさん、チームアトラスからは歌衣メイカさん、そしてチームゼウスからはルイス・キャミーさん……と3人まで発表された時点で、会場から驚きの声が上がった。

この3人は、2022年に開催された第1回大会の優勝メンバー(チームアトラスとして3人は優勝している)なのだ。

前回大会の優勝メンバーが重要な局面で集まるという熱い展開である。 そんな3人にチームヘラクレスの監督・松本吉弘さんが加わっての対局は、ジリジリとしたせめぎ合いと読み合いが続く展開に。有効牌が入らないまま進んだかと思いきや、誰かが動けばそれに合わせて対応していく。

有効牌を引けるか? ロンされる捨て牌を切れないか? リーチをしたあとにアガり牌をツモれるか?

誰が有利に対局を進められるのかわからない白熱した展開がつづき、会場は4人全員の闘牌に注意を払い、緊迫した状況を見守っていた。

最終的に勝ち名乗りをあげたのは、チームヘラクレスの監督・松本吉弘さん!

対局後のインタビューでは、プロである松本さん以外の3人にとっては元チームメイトによる同窓会(対局)だった点も話題となり、「知らない人が優勝していった」「知らないおじさんがいた」などとイジられることになった。

とはいえ、現在大会で首位をひた走るチームにおいて自身初トップを飾り、リーグ戦優勝に近づく勝利である。

因幡はねるさん、緑仙さん、空星きらめさんらと組んでいるチームヘラクレスで制作された校歌が会場内に響き渡り、リズムに合わせて応援バルーンを叩いて観客も祝福していた。
ヘラクレス学園の校歌
全体局や配信もすべて終わったタイミングで、8月21日開催の第10節の解説・実況を、VTuber・青森りんこさん、プロ雀士・綱川隆晃さん、同じくプロ雀士・斎藤豪さんが担当するという一報が会場に流れた。

これから退場しようかというタイミングでのサプライズ発表に、たくさんの拍手が沸き起こった。

同好の士と温かな雰囲気で楽しめる「神域リーグ」

麻雀の競技性を理解しているファンが一堂に集まって、時に歓声を上げ、時に息を呑んで大会の行く末を見守ったこの日の会場。

あの空間を包んでいた特異な雰囲気は、スポーツやe-Sportsを観戦するそれと似ていた。

また、観客が特定の誰かを貶すことも全くなく、参加者全員の健闘を見守る温かなムードに満ち満ちていた。

もしもこの場に子ども連れでやってきたとして、少々子どもがグズることがあっても、みんな笑顔で対応するような雰囲気と言えばいいだろうか。そうした柔らかな空気が会場にはあった。

関係者に話を聞くと、当初は観客が声を出して応援するようなことはなかったが、徐々に声援が増えつつあるのだそうだ。こうした変化は、「神域リーグ」のパブリックビューイング企画が観客と共に成熟している証であろう。

同好の士とともに同じ大会・スポーツ・出演者を応援するという面白さをまだ知らない神域リーグのファンは、ぜひ参加してみてほしい。

今後行われるセミファイナル・ファイナルを中継するパブリックビューイングは、より一層没入して楽しめる場になっているはずだ。
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