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古川日出男の朗読空間「東へ北へ2013」 アサヒ・アートスクエアにて

古川日出男の朗読空間「東へ北へ2013」 アサヒ・アートスクエアにて
小説家の古川日出男さんによる朗読空間「東へ北へ」の2013年版が開催されることが分かった。8月10日(土)、会場は浅草にあるアサヒ・アートスクエアとなる。

朗読空間「東へ北へ」の開催は2年ぶりとなる。2011年の開催では、福島出身の古川さんが東北六県を描き出した大著『聖家族』の朗読を敢行。東北への思いを静かに強く呼びかけた。企画・制作を行なう河合宏樹さん(Pool Side Nagaya)が撮影した動画をご覧いただければ、その熱量が伝わるかもしれない。
古川日出男さんはその物語性の強い作風と、独自の語りかけやリズムを刻むかのような特殊な文体で知られる小説家。ZAZEN BOYSの向井秀徳さんをはじめ、ミュージシャンとのコラボレーションも多く、「朗読ギグ」と呼ばれるパフォーマンスをライブハウス等でも行なっている。代表作には『アラビアの夜の種族』(第55回日本推理作家協会賞・第23回日本SF大賞)、『LOVE』(第19回三島由紀夫賞受賞)などが知られているが、近年では、震災直後に発表した、福島を舞台とした『馬たちよ、それでも光は無垢で』が大きな話題を呼んだ。

「東へ北へ2013」では前回と同様に、古川さん以外に音楽家の小島ケイタニーラブさん、ダンサーの黒田育世さん、ミュージシャンの松本じろさんが出演。さらには現在、朝ドラ『あまちゃん』でも音楽を手がける同郷の音楽家・大友良英さん、女優の北村恵さんらが新たに出演することが決定している他、『馬たちよ、それでも光は無垢で』の朗読も予定されている。

朗読を軸にしつつ、普段は異なる分野で活躍するアーティストたちが一堂に会し、カテゴライズ不可能な即興表現を行なう特異なイベントだが、その圧倒的な迫力と、古川日出男さんの真摯な思いを是非とも受け止めにいって欲しい。チケットの予約はこちら(http://furukawahideo2013.net/ticket/)より行なうことができる。

古川日出男さんのコメント

この日本列島のどこにいても、東という方角はあり、北という方角はあります。

その二つの方角が重なるであろう土地に向かって、小説家が朗読し、ダンサーが踊り、音楽家たちが奏でて歌ったのが前回2011年7月の『東へ北へ』(SARAVAH東京にて開催)でした。義捐金を送らずとも、念を、すなわち義捐念を送れる――。そんな覚悟もありました。

今度も僕の大著『聖家族』と、もう1作、『馬たちよ、それでも光は無垢で』を素材に、朗読のための進化した「空間」を新たに墨田河畔に現出させます。強力なメンバーを呼び集めて。

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