こんにちは。ヴァンドレをカンストまで育て上げたエムブレマーの筆者です。
シリーズ最新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』(以下『FE エンゲージ』)が発売されてから早4ヶ月。
DLCの「邪竜の章」(歯応えあって良かったですね!)を含めて、すでにクリアした方も多いと思いますが、『最強ジャンプ』『少年ジャンプ+』で連載中の今日和老(きょう・かずろう)さんによるコミカライズはチェックしていますか?
原作の内容を踏襲しながらオリジナルの展開も挟み、キャラクターを掘り下げ、本編では描写されなかった部分を補完してくれる良きコミカライズとなっています。
この記事では、もう一つの『FE エンゲージ』として今後が気になるコミカライズ版をレビュー。原作と異なる点や本作ならではの見どころを紹介します。
原作では常に厳格なヴァンドレと神聖な存在であるルミエルが、もともとのイメージを壊さない程度にコミカルに描かれています。漫画『ファイアーエムブレム エンゲージ』第1話
1000年ぶりに目覚め、過去の記憶が曖昧としているなかで、“かつて世界を救った神竜”だと告げられた主人公・リュールが困惑しているのも見どころ。
英雄であり神的な存在であるという周囲の認識と、自分はそんなに大それた存在ではないという自身の認識との間に生じるギャップに苦悩する。
より人間らしいリュールを見ることができます。 こうした細かな掘り下げによって、キャラクターに感情移入しやすくなっているのはコミカライズ版の良いところ。翻って原作への愛着も深まります。
敵味方含めて多くのキャラクターが今後も出てくるであろうため、彼ら彼女たちがどのように描写されるのか楽しみです!
また、すでに活躍中のマルスやシグルドに続き、ゲーム過去作の主人公たちも続々と登場しそうなので、歴戦のエムブレマーも必見ですね!
特に前日譚となるプロローグはオリジナリティが強く、クランとフランがリュールを守護する新米守り人として過ごす日々や、宿敵・邪竜ソンブルの目覚める場面が描かれています。漫画『ファイアーエムブレム エンゲージ』プロローグ
2話では、原作でもリトス組以外では最初に合流するフィレネ王国のアルフレッド一行が登場。その出会いは完全にオリジナルの展開です。
その流れには全く違和感がなく、むしろ、筋肉至上主義のエーティエ、迷子の達人・ブシュロン、生来病弱な身体を鍛錬で克服してきたアルフレッドのパーソナリティを、端的かつ自然な導入で読者に伝えています。
さらに、原作にはなかったルミエルと謎の刺客の戦闘描写を補完するような展開もあり、要所をピックアップしながら上手く漫画にしているなあと関心させられました。漫画『ファイアーエムブレム エンゲージ』第2話
シリーズ最新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』(以下『FE エンゲージ』)が発売されてから早4ヶ月。
DLCの「邪竜の章」(歯応えあって良かったですね!)を含めて、すでにクリアした方も多いと思いますが、『最強ジャンプ』『少年ジャンプ+』で連載中の今日和老(きょう・かずろう)さんによるコミカライズはチェックしていますか?
原作の内容を踏襲しながらオリジナルの展開も挟み、キャラクターを掘り下げ、本編では描写されなかった部分を補完してくれる良きコミカライズとなっています。
この記事では、もう一つの『FE エンゲージ』として今後が気になるコミカライズ版をレビュー。原作と異なる点や本作ならではの見どころを紹介します。
より人間らしい主人公・リュール、お茶目なルミエル
読んでいてまず良いなと思ったのは、キャラクターが生き生きと描かれているところです。原作では常に厳格なヴァンドレと神聖な存在であるルミエルが、もともとのイメージを壊さない程度にコミカルに描かれています。
英雄であり神的な存在であるという周囲の認識と、自分はそんなに大それた存在ではないという自身の認識との間に生じるギャップに苦悩する。
より人間らしいリュールを見ることができます。 こうした細かな掘り下げによって、キャラクターに感情移入しやすくなっているのはコミカライズ版の良いところ。翻って原作への愛着も深まります。
敵味方含めて多くのキャラクターが今後も出てくるであろうため、彼ら彼女たちがどのように描写されるのか楽しみです!
また、すでに活躍中のマルスやシグルドに続き、ゲーム過去作の主人公たちも続々と登場しそうなので、歴戦のエムブレマーも必見ですね!
漫画オリジナルの展開で原作を補完する『FE エンゲージ』
原作のストーリーをなぞりつつ、オリジナルの展開を違和感なく溶け込ませているのも注目ポイントです。特に前日譚となるプロローグはオリジナリティが強く、クランとフランがリュールを守護する新米守り人として過ごす日々や、宿敵・邪竜ソンブルの目覚める場面が描かれています。
その流れには全く違和感がなく、むしろ、筋肉至上主義のエーティエ、迷子の達人・ブシュロン、生来病弱な身体を鍛錬で克服してきたアルフレッドのパーソナリティを、端的かつ自然な導入で読者に伝えています。
さらに、原作にはなかったルミエルと謎の刺客の戦闘描写を補完するような展開もあり、要所をピックアップしながら上手く漫画にしているなあと関心させられました。
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