イラストレーターMika Pikazo、海賊版の不正利用を謝罪 他作家作品との類似性に非難も

イラストレーターMika Pikazo、海賊版の不正利用を謝罪 他作家作品との類似性に非難も
イラストレーターMika Pikazo、海賊版の不正利用を謝罪 他作家作品との類似性に非難も

海賊版の不正利用を謝罪したMika Pikazoさん

イラストレーターのMika Pikazoさんが、アニメ・漫画やソフトウェアの海賊版を不正利用したという過去のツイートが物議を醸している件について、7月13日にTwitterで釈明した。

Mika Pikazoさんは、過去の海賊版利用を事実と認め、「他の著作者の権利を侵害してしまう、決してやってはならない行為だという事に、当時の自分は思い至ることができていませんでした」「この度は、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪している。

Mika Pikazo、海賊版を不正利用した過去ツイートが物議に

Mika Pikazoさんは1993年生まれ、東京出身のイラストレーター/キャラクターデザイナー。かつて約2年半ブラジルに移住していた経歴を持つ

ゲーム『ファイアーエムブレム エンゲージ』やバーチャルYouTuber(VTuber)・輝夜月さん、ハコス・ベールズさん(Hakos Baelz)さんのキャラクターデザイン、Adoさんの1stアルバム『狂言』の野外広告ビジュアル、pixiv監修のアートブック『VISIONS 2023』表紙イラストなどを手がけている。

Mika Pikazoさんは、ブラジルに移住していた2013〜2014年ごろ、自身のTwitterで「ブラジルの税金が高すぎるせいもあるんだけど、海賊版大国なのでソフトもアニメも映画も海賊版ゲットしてる」「違法だがブラジルではごく当たり前のこと。。。」などと発言していた(声明にもある通り、これらのツイートは現在削除されている)。

他作家作品との類似性に非難も──発端は開催予定の個展「ILY GIRL」

今回、10年前の発言が取り沙汰されるきっかけとなったのが、Mika Pikazoさんの個展「ILY GIRL」の開催発表。

近年、Mika Pikazoさんの作品や作風について、イラストレーター/アニメーター・米山舞さんの作品や個展の絵柄や構図、展覧会のコンセプトや作品展示の手法等が類似している等として、クリエイターコミュニティの一部から批判や疑問の声を集めていた

そして、7月28日(金)から8月30日(水)までキュープラザ原宿で開催を予定している「ILY GIRL」の告知で明かされた作品やコンセプトもまた、過去の米山舞さんの展覧会に類似しているとして、SNSや匿名掲示板で物議を醸す事態に。

そういった流れの中で、今回約10年前のMika Pikazoさんのツイートが取り沙汰されることとなった。

なお今回の声明では、クリエイターコミュニティやファンから指摘されている他作家作品との類似性や関連性についての言及はない。

Mika Pikazo「このような事がないよう猛省する」

今回の声明の中で、Mika Pikazoさんは、「約10年前、当時生活していた海外の環境に流されてしまい、自分の中で著作権に対する認識が甘くなっていました」と、当時の自らの考えを告白。

その上で「自分も一人の制作者でありながら、自覚がまったく足りておらず、他の著作者の権利を侵害してしまう、決してやってはならない行為だという事に、当時の自分は思い至ることができていませんでした」と、反省の弁を述べた。

ファンや関係者に対して謝罪を行い、今後については「このような事がないよう猛省するとともに、取引先の方々にも、今回のことに関して、ご説明とお詫びのご連絡をさせていただく予定」と説明している。
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3件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:9052)

また海賊版…しらびと被る

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:8384)

類似は著作権侵害に当たるんだっけ?

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:8380)

類似は言いがかり