雑誌『Popteen』がWebに移行 コスト削減や読者層を考慮して判断

雑誌『Popteen』がWebに移行 コスト削減や読者層を考慮して判断
雑誌『Popteen』がWebに移行 コスト削減や読者層を考慮して判断

「Popteen media」としてリニューアルした『Popteen』/画像は公式サイトより

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ティーン向けファッション雑誌『Popteen(ポップティーン)』が、2月1日付でWeb版に移行したと発表した。月刊誌としては2022年12月に発売した2023年2月号を最後に、事実上の休刊となる。

今後は毎月1日と15日に「Popteen media(ポップティーンメディア)」として、Webマガジンを刊行。スマートフォンに最適化した縦型の媒体として運営される。

すでに公式サイトは「Popteen media」とリニューアルされており、2月1日に更新された内容が公開中だ。今後の紙の発行については明らかではない。

【画像】Webメディア「Popteen media」サンプル

コスト削減や読者層を考慮してWebメディアへ

Web版への移行を発表した動画
Webメディアへのリニューアルは、2月1日にYouTubeチャンネル「PopteenTV」に投稿された動画「大切なお知らせがあります」で発表。

動画には専属モデルである熊谷真里(まりくま)さん、星乃夢奈(ゆなたこ)さん、川端結愛(ゆめぽて)さんが登場して、ファンの不安を解消すべく経緯を説明した。

それによると、中高生という読者層への最適化、紙代のコスト削減などを考慮した結果、Webへの移行が決定したという。

続けて、今の時代により『Popteen』を広めていくための前向きな方法として、自分たちモデルも納得しており、「もっと知ってほしいという気持ち」で活動していくとコメントした。

益若つばさ、舟山久美子ら輩出した『Popteen』

紙としては最後となった『Popteen』2023年2月号/画像はAmazonより

『Popteen』は1980年に創刊したティーン向けファッション雑誌。1990年代以降は安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんら、数多くの芸能人が表紙を飾った。

加えて、益若つばささん、舟山久美子さん、鈴木奈々さんなど、その後躍進を遂げる人気モデルを輩出し、ギャルのファッションやカルチャーを牽引した。

今回、Web版へのリニューアルに併せて、専属モデルオーディションの開催を発表。一般から専属モデル募集するのは、およそ5年ぶりとなる。

令和に相次ぐティーン向け雑誌の復活

近年、ティーン向けファッション誌を取り巻く状況は、休刊や復刊、そしてWeb版への移行などが相次いでいる。

2019年1月にはギャル系女性ファッション雑誌『egg』が復刊を発表、2021年1月には復刊と休刊を繰り返しながら不定期に刊行してきた『小悪魔ageha』がWebメディアとして復活。

同年4月には『Ranzuki』がYouTubeをはじめとしたSNSで再始動、同12月には2017年に休刊した『Zipper』が、DONUTSとアソビシステムによって季刊としての復活を発表している。

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ティーン向けファッションの復活

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