年末の足音が聞こえてくる12月初旬。週末の六本木はイルミネーションで煌びやかに彩られ、街全体に高揚感が漂っていました。
「ギャルは日本の文化だと思います。自分の好きな格好をするのに年齢は関係ない。そういうことを発信できる立場でいたいなって」
六本木の雑居ビルのフロアで、サンタコスチューム姿の黒肌ギャル・はるたむさんは、ギャル文化における自身のポジションを口にしました。
……ふと彼女の隣に視線を向けると、そこにはギャル。その隣にも、ギャル。その後ろも奥も前後左右もギャル! ギャル!! ギャル!!! ギャル過多!!!!!!
なんなんだ、この空間は──。
【画像】会場を埋め尽くすギャル!ギャル!ギャルサンタ!
KAI-YOU.netではファンクラブ会員を対象に、聖夜当日に先駆けて12月3日に開催されたパーティーに潜入。会場には誌面を彩るモデルという名のギャル約20人が集結しました。 全方位にセクシーなサンタ姿のギャルことギャルサンタがいっぱい。その後継は、もはやプレゼントなんていらん! 僕はこれ以上何を望めばいいんだ! と錯覚してしまうほど。
ギャルと一言でいっても十人十色。DJ、ラッパー、ネイルの専門学生、トラックの運転手、クレープ屋、バイオ工学を学ぶ大学生、ラウンジ経営者──『LOALO』のモデルと並行して、様々な活動を行っています。
実はKAI-YOU.netでは2015年に「ガングロカフェ」を取材していて、偶然にも7年ぶりに再会しました。「黒ギャル」という生き方(2015年取材時の様子)
現在はDJとして活動しているほか、『LOALO』モデルの一員として歌手デビューを果たしました。
『LOALO』では8月にラッパー・SLOTHさんをフィーチャリングに迎えた楽曲を発表、12月にはRepezen Foxx(レペゼンフォックス)の「XOXO」をユーロビートでカバーするなど、意欲的な音楽活動が続いています。SLOTHさんも参加した「Summer On My Mind」
「XOXO」のユーロビートカバー
『LOALO』をプロデュースする株式会社シエヴァの代表・PONTSUYOこと浅野毅さん。はるたむさんも在籍した黒肌ギャルユニット・ブラックダイヤモンドや渋谷の「ガングロカフェ」を手がけた人物です。
浅野さんによれば現在、日焼けサロンのメインの客層は30〜50代の男性が中心。コロナ禍も影響し、2022年3月に閉店した渋谷の有名店・ブラッキーをはじめ、日焼けサロンが減少していると言います。
フリーマガジンの創刊に並行して、浅野さんは「世の中的にギャル文化が徐々に盛り上がってきていると思います」と、改めてギャルが注目されつつある状況に手応えを実感。
「まだまだ種火ですけど、ギャルがいなかったブラックダイヤモンドの時代(2010年代)と比べたら全然違う。ルーズソックスが流行っているのもそうですけど、中高生のギャルが増えていて、話を聞いたらお母さんがもともとギャルで、母親の昔の写真を見てかわいいと思って始めた人もいます」
話を聞けば、「ギャルだった母親の影響で浜崎あゆみと倖田來未が大好き」という人や、「ブラックダイヤモンドのメイク動画を観て自分もやりたいって思った」という人も。はるたむさんの黒ギャルメイク講座
浅野さんは「ブラックダイアモンドのときは“ギャル文化を守りたい”という気持ちでした。その動画を観てギャルになった人の話を聞くと、ギャル文化を次の世代にバトンタッチできているのかな、やっててよかったなって思います」と目を細めました。
はるたむさんも、新世代のギャルが自身の動画を観ていることを「うれしい」と喜びつつ、「『LOALO』を通して、もうちょっと派手な子が増えてほしい」と願いを口にします。 「SNSで海外の人から『かわいい』と言われることも多いので、ギャルは日本の文化だと思います。“ギャルっていつまでやっていい?”とかもあるけど、好きな格好をするのに年齢は関係ない。自分がかわいい! 素敵! って思えるものなら、それが黒肌ギャルなら、いつ始めてもいいっていうことを、発信していきたいです」
「ギャルは日本の文化だと思います。自分の好きな格好をするのに年齢は関係ない。そういうことを発信できる立場でいたいなって」
六本木の雑居ビルのフロアで、サンタコスチューム姿の黒肌ギャル・はるたむさんは、ギャル文化における自身のポジションを口にしました。
……ふと彼女の隣に視線を向けると、そこにはギャル。その隣にも、ギャル。その後ろも奥も前後左右もギャル! ギャル!! ギャル!!! ギャル過多!!!!!!
なんなんだ、この空間は──。
【画像】会場を埋め尽くすギャル!ギャル!ギャルサンタ!
黒肌ギャルサンタがいっぱい!
その空間の正体は、黒肌美女雑誌として2022年6月に誕生したフリーマガジン『LOALO(ロアロ)』のクリスマスパーティー。KAI-YOU.netではファンクラブ会員を対象に、聖夜当日に先駆けて12月3日に開催されたパーティーに潜入。会場には誌面を彩るモデルという名のギャル約20人が集結しました。 全方位にセクシーなサンタ姿のギャルことギャルサンタがいっぱい。その後継は、もはやプレゼントなんていらん! 僕はこれ以上何を望めばいいんだ! と錯覚してしまうほど。
ギャルと一言でいっても十人十色。DJ、ラッパー、ネイルの専門学生、トラックの運転手、クレープ屋、バイオ工学を学ぶ大学生、ラウンジ経営者──『LOALO』のモデルと並行して、様々な活動を行っています。
Black Daiamond・ガングロカフェメンバーとの再会
「ギャルは日本の文化」と話してくれたはるたむさんは、2010年代に黒肌ギャルユニット・Black Daiamond(ブラックダイヤモンド)や渋谷の「ガングロカフェ」店員として活動。実はKAI-YOU.netでは2015年に「ガングロカフェ」を取材していて、偶然にも7年ぶりに再会しました。
『LOALO』では8月にラッパー・SLOTHさんをフィーチャリングに迎えた楽曲を発表、12月にはRepezen Foxx(レペゼンフォックス)の「XOXO」をユーロビートでカバーするなど、意欲的な音楽活動が続いています。
黒肌美女雑誌『LOALO』で日サロ業界を盛り上げる
「全国の日焼けサロン約100店舗で配布しています。厳しい状況が続く日焼けサロン業界を盛り上げようと、黒肌美女の魅力を発信する雑誌を立ち上げたんです」『LOALO』をプロデュースする株式会社シエヴァの代表・PONTSUYOこと浅野毅さん。はるたむさんも在籍した黒肌ギャルユニット・ブラックダイヤモンドや渋谷の「ガングロカフェ」を手がけた人物です。
浅野さんによれば現在、日焼けサロンのメインの客層は30〜50代の男性が中心。コロナ禍も影響し、2022年3月に閉店した渋谷の有名店・ブラッキーをはじめ、日焼けサロンが減少していると言います。
「まだまだ種火だけど」ギャル文化再燃の兆し
「知り合いの日焼けサロンに機械を卸している会社の社長の協力もあって、クラウドファンディングで資金を募った創刊号は、日焼けサロンオーナーの方々からも賛同していただけました。9月に第2号を出して、12月に第3号を発行します(※編注:12月22日に発行)」フリーマガジンの創刊に並行して、浅野さんは「世の中的にギャル文化が徐々に盛り上がってきていると思います」と、改めてギャルが注目されつつある状況に手応えを実感。
「まだまだ種火ですけど、ギャルがいなかったブラックダイヤモンドの時代(2010年代)と比べたら全然違う。ルーズソックスが流行っているのもそうですけど、中高生のギャルが増えていて、話を聞いたらお母さんがもともとギャルで、母親の昔の写真を見てかわいいと思って始めた人もいます」
新世代の登場で継承されるギャル文化
実際、『LOALO』のモデルにも10代ギャルが在籍。クリスマスパーティー当日も数人が参加していました。話を聞けば、「ギャルだった母親の影響で浜崎あゆみと倖田來未が大好き」という人や、「ブラックダイヤモンドのメイク動画を観て自分もやりたいって思った」という人も。
はるたむさんも、新世代のギャルが自身の動画を観ていることを「うれしい」と喜びつつ、「『LOALO』を通して、もうちょっと派手な子が増えてほしい」と願いを口にします。 「SNSで海外の人から『かわいい』と言われることも多いので、ギャルは日本の文化だと思います。“ギャルっていつまでやっていい?”とかもあるけど、好きな格好をするのに年齢は関係ない。自分がかわいい! 素敵! って思えるものなら、それが黒肌ギャルなら、いつ始めてもいいっていうことを、発信していきたいです」
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