情報化社会
ニュース

にじさんじ運営ANYCOLOR、悪意ある切り抜きを禁止　二次創作ガイドライン改定

VTuberシーンの盛り上げに貢献する切り抜き動画

切り抜き動画は、近年のVTuberシーンの盛り上がりにおいて、ファンアートなどと同様にファンによる二次創作として公式からも奨励され、シーンの成長の一端を担ってきた。

ANYCOLORが改訂したガイドラインにも、「公式作品の二次創作活動は、業界全体に多くの感動と新たな発見をもたらし、時には公式作品や公式ライバー自身を支えてきました」とある。

VTuberは長時間の配信が多く、その内容をダイジェスト的に楽しめることで人気を集めており、新たなVTuberを知る第一歩としても機能しているからだ。

悪意のあるものや誤解を招きかねないものも

一方で、これはVTuberに限った話ではないが、扇情的なタイトルやサムネイルによって再生回数を稼ごうとするなど、悪意ある動画や誤解を招きかねない動画も存在する。

2月にはコスプレイヤーのえなこさんが、「イメージを損なうような動画があまりにも乱立した」ことを理由に切り抜きチャンネルへの規制を行うと発表。

VTuberにおいても、ホロライブプロダクションを運営するカバーは6月、二次創作ガイドラインを更新。切り抜き動画について、内容によって削除手続きを行う可能性に言及した。

ファンアートには画像生成AIで別の問題が浮上

またファンアート全体としては、ホロライブ所属のVTuber・夏色まつりさんが10月11日、画像生成AIで生成したファンアートについて、自身のTwitterで注意喚起。

「ファンアート頼むから自分でかいてくれ；；最近のAIクオリティ高すぎて気づけなかったので・・・AIイラストはファンアートとか自作発言はしないようにお願いします」とツイートし、切り抜き動画とは別の問題も浮上している。
1
2
この記事どう思う？

この記事どう思う？

VTuberと二次創作を巡って

関連リンク

関連キーフレーズ

1件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:6171)

live2dだかMMDだかにエフェクト載せまくって大袈裟な表情にしてるサムネとか見るわ

onda

恩田雄多

執筆

ポップポータルメディア「KAI-YOU.net」編集長。1985年生まれ。東京工芸大学アニメーション学科卒業後、エンタメのマーケティング・コンサル会社で業界誌やフリーマガジンの編集／記者として従事。2017年からKAI-YOU inc.、2020年1月から現職。アニメや声優といった領域を中心に、取材・編集・執筆を行っている。KAI-YOUフットサル主催。