15周年記念祭の開催日は6月18日(土)。フジテレビ本社で行われ、監督の中村健治さん、薬売り役の櫻井孝宏さん、プロデューサーとして山本幸治さんが登壇するトークパートが予定されており、最新情報も公開される。
一般観覧の抽選受付(外部リンク)も行われるほか、当日の様子はYouTubeで配信される。 【画像13点】アニメ『モノノ怪』名場面を振り返る
中村健治、櫻井孝宏のコメントが公開
中村健治監督のコメント
●アニメ『モノノ怪』の思い出や印象に残っていること
初監督作品ですが、この1本で監督キャリアが終わっても良いと思って作品と向き合いました。背景とセル(キャラ)はちゃんと見分けがつくようにと教えられましたが、見分けがつかなくて1枚のイラストのようにまとまっているのも逆に有りかなとか、人物が台詞を話し終えてから次の人物が話すようにするなどのパターンも現実ではみんな好きなタイミングで会話をはじめているからそうしちゃえば良いよねとか、色々な常識を疑って作っていたことを思い出します。
薬売り役:櫻井孝宏さんのコメント
●アニメ『モノノ怪』の思い出や印象に残っていること
初回収録の光景を未だに覚えていて、スタジオの床に座り込みレクチャーを始めた中村監督の姿が印象に残っています。
カット毎に言葉を置いてくれ、もっと関心がなく、独り言でいい等々、これまで経験してきたアニメーション収録のセオリーに当てはまらないオーダーに少々戸惑いました。そしてそれは、オンエアを観てやっと得心できたのです。あの指示はこの世界をデザインするためのものだったのだと。
禍々しくも美しい奇々怪界な映像の洪水。極彩色の狂気とでも言いましょうか。強烈な映像体験でした。15周年プロジェクトの中身はなんなのでしょうか。続報をお楽しみに。
記念祭公式サイトとTwitterで企画もスタート
15周年記念祭の開催に併せて、公式サイトと公式Twitterが公開。併せて、公式サイトではTVシリーズ全12話の名場面投票企画がスタート。公式Twitterでは、中村健治さんと櫻井孝宏さんのサイン入り『モノノ怪+怪~ayakashi~』Blu-rayBOXが当たる記念キャンペーンが実施されている。
また、記念キャンペーン参加者から抽選で30人に、名シーンの場面写真を使用した日めくり卓上カレンダーがプレゼントされる。
歴代ノイタミナ作品でも屈指の人気を誇るアニメ『モノノ怪』
スタイリッシュなキャラクターデザインに和紙のテクスチャーなどCG処理を組み合わせて、今までにない斬新な映像を生みだし話題となった『モノノ怪』。2007年7月にTVシリーズとして放送され、前作「怪~ayakashi~」シリーズの1エピソードとして放送された「化猫」から引き続き、主人公・薬売りの男がモノノ怪に立ち向かう冒険譚で多くのファンを魅了した。
2020年に行われたフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の歴代70作品を対象とした投票企画「あなたが選ぶ思い出の3作品」(2005~2009年度制作部門)では、堂々の第1位を獲得。放送から15周年たった今もなお根強い人気を誇る。
続報が気になるアニメ
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