ドラマ『反骨の考古学者 ROKUJI』(NHK Eテレ)では主演をつとめ、『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK総合)にも出演するなど、俳優としても活躍するお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さん。
これまで、満島ひかりさんや伊藤沙莉さんなど名だたる名俳優たちと共演を果たし、3月15日(火)26時5分(16日2時5分)に放送されるドラマ『夜、駆ける。あの一杯まで。』(テレビ東京)では本人役として出演する。
近年はエッセイの執筆やゲームの原作・プロデュース、漫画の原作を担当するなど、仕事の幅を着実に広げている岩井さんだが、ラストイヤーとなった『M-1グランプリ2021』への出場を経たことで、ハライチとしてのこれからのお笑いにも注目が集まる。
そんな岩井が考える演技や、これからのハライチの漫才のあり方とはどんなものなのか? 『夜、駆ける。あの一杯まで。』撮影の合間に話を聞いた。記事の最後にはサイン入りステッカープレゼントも。
【画像】ドラマ『夜、駆ける。あの一杯まで。』メイキングカット 文:鈴木梢 取材・編集:森田将輝
岩井勇気 僕個人で「ギャラクシー賞」をいただけたことはないんですけど、僕が出演した作品や共演した女優さんが「ギャラクシー賞」を取っているんですよね。
僕の演技論としては、自分を主張するのではなく、人に賞を取らせる演技を心がけています。
──なるほど……それは具体的にどんな演技なのでしょうか?
岩井勇気 賞をあげたくなる演技っていうのがあると思うんですよ。
賞をあげたくなるような演技を俳優さんができるように、賞をあげたくなる作品になるように、僕が演技をする。それが「ギャラクシー賞」の選考委員会に伝わってよかったです。 ──そんな「ギャラクシー賞」“取らせ”俳優の岩井さんですが、これからも演技のお仕事は積極的に続けていきたいですか?
岩井勇気 演技の仕事に関しては、極力やりたくないですね(笑)。オファーが来るのでやりますけど、台本覚えるのに時間がかかりますし、正直めんどくさいです。
今回の『夜、駆ける。あの一杯まで。』だって、バイクの仕事とだけ聞いていて、ドラマだなんて知らなかったんです。まんまと騙されましたよ!
──意外です(笑)。コントをはじめ、お笑いと演技は親和性が高いと思います。これまで演技で培ったものがお笑いに活きたような場面はありましたか?
岩井勇気 演技をするにあたって登場人物の心情や会話について考えるので、お笑いに役立ちそうな予感はしますよね。ただ、今のところ演技がお笑いに活きたことは一切ないです。だから、演技の仕事を取ってこないでくれって思いますよね(笑)。
でも、演技をしたらしたで、また賞を取っちゃったりしてね。悲しい性かもしれない。向こうは賞を取らせてほしい、でもこっちはやりたくないっていう……。 ──ではテレビのお仕事などでコントのような展開になったときは、地肩の強さで補っているんですか?
岩井勇気 地肩の強さって言ってもらえるのはありがたいんですけどね。でも、コントを仕掛けられてうまくいった覚えはないです(笑)。
こんなこと言うのもあれですけど、即興でコントするのとかいまだに恥ずかしいんですよ。僕、演技するの、恥ずかしいんですよね。
──『史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2020』(TBS)で渡辺直美さんとコント「塩の魔人と醤油の魔人」を披露されたときは、大きな話題になっていましたよね。
岩井勇気 ああやって白塗りとかね、道化になることでやっと演技をする恥ずかしさを拭えるというか。表情がバレないようにするのは大事かもしれません。
岩井勇気 ありますね。基本的に演技は「はずっ!」って思いながらやっています。
岩井勇気 どちらかと言うと、バイクに乗るために行く場所を考える感じです。
今回のドラマのように、ラーメンを食べに行くためだけにバイクに乗ることもありますね。バイクに乗るのはラーメン屋に行くくらいがちょうどいいです。
フードコートも好きなので、時間があるときはショッピングモールに行くことも多いですね。
──たとえば、他の芸人さんたちとツーリングをされるようなことはありますか?
岩井勇気 やっぱりひとりが多いですね。よしもと芸人がいっぱいいるツーリングクラブがあるんですけど、最近はあんまりつるまなくなりました。
まず、他事務所芸人は浮いちゃいますから(編注:ハライチはワタナベエンターテインメント所属)。LINEグループもあるんですけど、いろんな人が入ってきて、知らない人も多くなっちゃいましたし……。
これまで、満島ひかりさんや伊藤沙莉さんなど名だたる名俳優たちと共演を果たし、3月15日(火)26時5分(16日2時5分)に放送されるドラマ『夜、駆ける。あの一杯まで。』(テレビ東京)では本人役として出演する。
近年はエッセイの執筆やゲームの原作・プロデュース、漫画の原作を担当するなど、仕事の幅を着実に広げている岩井さんだが、ラストイヤーとなった『M-1グランプリ2021』への出場を経たことで、ハライチとしてのこれからのお笑いにも注目が集まる。
そんな岩井が考える演技や、これからのハライチの漫才のあり方とはどんなものなのか? 『夜、駆ける。あの一杯まで。』撮影の合間に話を聞いた。記事の最後にはサイン入りステッカープレゼントも。
【画像】ドラマ『夜、駆ける。あの一杯まで。』メイキングカット 文:鈴木梢 取材・編集:森田将輝
目次
「ギャラクシー賞」“取らせ”俳優の悲しい性
──岩井さんといえば数々のドラマに出演され、関わった作品のほとんどで「ギャラクシー賞」を獲得していますよね。演技において大切にされていることは何でしょうか?岩井勇気 僕個人で「ギャラクシー賞」をいただけたことはないんですけど、僕が出演した作品や共演した女優さんが「ギャラクシー賞」を取っているんですよね。
僕の演技論としては、自分を主張するのではなく、人に賞を取らせる演技を心がけています。
──なるほど……それは具体的にどんな演技なのでしょうか?
岩井勇気 賞をあげたくなる演技っていうのがあると思うんですよ。
賞をあげたくなるような演技を俳優さんができるように、賞をあげたくなる作品になるように、僕が演技をする。それが「ギャラクシー賞」の選考委員会に伝わってよかったです。 ──そんな「ギャラクシー賞」“取らせ”俳優の岩井さんですが、これからも演技のお仕事は積極的に続けていきたいですか?
岩井勇気 演技の仕事に関しては、極力やりたくないですね(笑)。オファーが来るのでやりますけど、台本覚えるのに時間がかかりますし、正直めんどくさいです。
今回の『夜、駆ける。あの一杯まで。』だって、バイクの仕事とだけ聞いていて、ドラマだなんて知らなかったんです。まんまと騙されましたよ!
──意外です(笑)。コントをはじめ、お笑いと演技は親和性が高いと思います。これまで演技で培ったものがお笑いに活きたような場面はありましたか?
岩井勇気 演技をするにあたって登場人物の心情や会話について考えるので、お笑いに役立ちそうな予感はしますよね。ただ、今のところ演技がお笑いに活きたことは一切ないです。だから、演技の仕事を取ってこないでくれって思いますよね(笑)。
でも、演技をしたらしたで、また賞を取っちゃったりしてね。悲しい性かもしれない。向こうは賞を取らせてほしい、でもこっちはやりたくないっていう……。 ──ではテレビのお仕事などでコントのような展開になったときは、地肩の強さで補っているんですか?
岩井勇気 地肩の強さって言ってもらえるのはありがたいんですけどね。でも、コントを仕掛けられてうまくいった覚えはないです(笑)。
こんなこと言うのもあれですけど、即興でコントするのとかいまだに恥ずかしいんですよ。僕、演技するの、恥ずかしいんですよね。
──『史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2020』(TBS)で渡辺直美さんとコント「塩の魔人と醤油の魔人」を披露されたときは、大きな話題になっていましたよね。
岩井勇気 ああやって白塗りとかね、道化になることでやっと演技をする恥ずかしさを拭えるというか。表情がバレないようにするのは大事かもしれません。
──あの白塗りにはそういった意図があったと。めちゃくちゃいい写真。#醤油の魔人と塩の魔人 pic.twitter.com/K8hwbRN27W
— 岩井勇気 ハライチ (@iwaiyu_ki) September 26, 2020
岩井勇気 ありますね。基本的に演技は「はずっ!」って思いながらやっています。
岩井が本人役を演じる『夜、駆ける。あの一杯まで。』
──今回出演される『夜、駆ける。あの一杯まで。』は、バイクに乗って一杯のラーメンを食べに行くというドラマですが、普段はどういった場所に行くためにバイクに乗るんですか?岩井勇気 どちらかと言うと、バイクに乗るために行く場所を考える感じです。
今回のドラマのように、ラーメンを食べに行くためだけにバイクに乗ることもありますね。バイクに乗るのはラーメン屋に行くくらいがちょうどいいです。
フードコートも好きなので、時間があるときはショッピングモールに行くことも多いですね。
──たとえば、他の芸人さんたちとツーリングをされるようなことはありますか?
岩井勇気 やっぱりひとりが多いですね。よしもと芸人がいっぱいいるツーリングクラブがあるんですけど、最近はあんまりつるまなくなりました。
まず、他事務所芸人は浮いちゃいますから(編注:ハライチはワタナベエンターテインメント所属)。LINEグループもあるんですけど、いろんな人が入ってきて、知らない人も多くなっちゃいましたし……。
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作品情報
「夜、駆ける。あの一杯まで。」
- 放送
- 2022年3月15日(火) 26時05分~26時35分
- 出演者
- 岩井勇気(ハライチ)
- 出演バイク
- CD125(ホンダ)
- GB350(ホンダ)
- Z900RS(カワサキ)
- NinjaH2SXSE(カワサキ)
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