R-1決勝進出、芸人こたけ正義感の『逆転裁判』ツッコミゲーム実況が爆笑必至

2001年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された法廷“バトル”ゲーム『逆転裁判』。

コミカルなキャラクター達と作りこまれたシナリオが人気を博す名作ゲームに、現役弁護士のお笑い芸人・こたけ正義感さんが挑戦するゲーム実況動画が話題になっている。

止まらないツッコミ「なんやこの裁判！」

こたけ正義感さんのYouTubeチャンネルは現在、登録者数は約3万人でありながら、実況プレイする初回の動画は32万回の再生数を記録している。

その大きな要因は、「逆転裁判」シリーズが実際の裁判を脚色して制作されていることもあり、現役の弁護士であるこたけ正義感さんにとってはツッコミどころが満載だからだ。
　　
初回の動画では冒頭、シリーズおなじみとなっている「地方裁判所　被告人第2控室」の表記に対し、「なんやねん被告人控室って　見たことないぞ！」と早速ツッコミ。 初っ端からまさかの事実を知らされ、YouTubeのコメント欄やTwitterで衝撃を受けたと書き込むシリーズのファンも存在した。

「地方裁判所　被告人第2控室……どこやねん。被告人控え室なんかないよ、裁判所に。どいういこと？」もう面白い　ていうか被告人控室とかないのお！？初めて知った

— しば先生🍣 (@48sensei) June 26, 2023

また、裁判の進行の特徴的な要素である、裁判長が議論の区切りや、どよめく傍聴人を静める際に鳴らす木槌。 これがゲームに登場するや否や、「日本の裁判所にカン！ないですよ」「このゲームのせいやな？ みんな間違えてるのは」と指摘している。 また、ツッコミだけでなく、実際に役立つかもしれない知識を披露することも。

2回目の実況動画で登場するキャラクター・綾里真宵が逮捕された際には、「面会・接見あるある」として、携帯電話を警察が調べていて返してもらえないというシチュエーションを回顧。

「大事な連絡先は覚えておこうな。急に逮捕されたときにホンマに困るから」と呼びかけている。 さらに、弁護士の行う面会は立会人のなしで行うものであると言い、面会の場に警察官や監視カメラの存在があったことに驚きを隠せなかった場面も。

「今気づいたんやけど、後ろに警察官いるんやけど！ いたらあかんで！」と大きな声でツッコんでいた。

「逆転裁判」実況の反響続々

こうした的確なツッコミで視聴者を楽しませながら、同時に実際の裁判がどんなものであるかを教えてくれるこたけ正義感さんのゲーム実況。

ツッコミだけでなく、コミカルなキャラクターのやり取りを楽しんでいる様子が伝わってくるも人気を集めている要因だ。

この実況動画シリーズをお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんや、日向坂46の佐々木久美さんも見ているようで、その反響の大きさがうかがえる。 現在『逆転裁判』のリメイク版である『逆転裁判〜蘇る逆転〜』のストーリー中盤まで実況しているこたけ正義感さんだが、今後さらに激動していく物語をどう捉え、そしてツッコんでいくのか。

いち視聴者としても楽しみにしたい。

現役弁護士芸人・こたけ正義感

こたけ正義感さんは現役弁護士という独自の経歴を持つお笑い芸人。 理解しがたい法律にツッコミを入れていくスタイルのピンネタを中心とし、R-1グランプリ2023のファイナリストとなった。

YouTubeチャンネルでは弁護士ならではの企画を行いながら、ゲーム実況やラジオなどの動画を投稿している。