直近6ヶ月間の活動状況を、2021年8月の定期報告と合わせた以下の比較と共に報告。着実に成果が現れていることがわかる。
具体的対処件数の比較
【直近6ヶ月間】
2021年8月1日~2022年1月31日
6ヶ月間で46件(月平均約7.6件)
【2021年8月の定期活動報告】
2020年8月1日~2021年7月31日
1年間で100件(月平均 約8.3件)
【チーム設置前】
2019年7月1日〜2020年6月29日
1年間で31件(月平均 約2.6件)
チームによる警告・通報によって削除された投稿の割合
【直近6ヶ月間】
削除率 88.2%
【2021年8月の定期活動報告】
削除率 62.7%
UUUMの「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」
インターネット上の誹謗中傷や攻撃的投稿から、UUUM専属クリエイターを守るために2020年6月に立ちあげた「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」。2020年6月30日から2022年1月31日までに以下の成果もあがっており、うち1件は投稿者が和解金を支払う形で和解が成立したケースも含まれている。
和解金による和解が成立したことについて、UUUMは「投稿者において明確な代償を伴う結果という、実効性向上のひとつの形を表していると捉えております」としている。殺害予告やストーカー行為で犯人検挙につながったケース 5件
悪質な権利侵害で投稿者特定したケース 2件
投稿者特定に向けて対応中のケース 1件
なおUUUM専属クリエイターに対する、Twitter、Instagram、YouTubeのコメント欄などを利用した誹謗中傷、なりすまし、嫌がらせ行為、名誉毀損、プライバシー侵害の件数はいずれも増加傾向にあるという。
これらに対応するべく、「本チーム設置から1年9ヵ月の間に相談・通報があった894件の事例から、トラブル類型やリスクレベルに応じた対応フローの整備・改善を推進し、更なる初動対応の迅速化と実効性の向上に努めております」と報告している。
減らない誹謗中傷、悪意の数
近年YouTuber、バーチャルYouTuber(VTuber)、配信者などに対する誹謗中傷の数は増え続けている。TVタレントやスポーツ選手などに対する同様の問題は以前から存在していたが、YouTuberなどはインターネットやSNSとの親和性が高い分、その苛烈さ、向けられる悪意の数の多さがより深刻なことになっている。
実際に誹謗中傷や脅迫をきっかけに活動を休止、あるいは引退せざるを得なくなるケースも散見されており、タレントを抱える企業はマネジメントだけでなく、クリエイターを守る壁の役割もより強く求められるようになっている。
画面の向こうにいる誰かを忘れずに
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