にじさんじ運営、VTuberのデザイン担当者への誹謗中傷に「極めて遺憾」と表明

にじさんじ運営、VTuberのデザイン担当者への誹謗中傷に「極めて遺憾」と表明
にじさんじ運営、VTuberのデザイン担当者への誹謗中傷に「極めて遺憾」と表明

画像はANYCOLOR公式サイト内「にじさんじプロジェクト」説明ページから

VTuberグループ・にじさんじを運営するANYCOLORが、所属ライバーのビジュアルデザインを手がけるクリエイターへの誹謗中傷に対し、「極めて遺憾」であるとする声明を発表した。

ANYCOLORはSNSやメールを通してクリエイターへの心無いメッセージが送られているとし、「創作性を否定するような言動を取ることは、厳にお控えください」と呼びかけた。

あわせて、コンテンツ等への意見がある場合は、ANYCOLORの問い合わせ窓口を利用するよう促している。

カバーやUUUMと協力して誹謗中傷に対応してきたANYCOLOR

ANYCOLORは、ホロライブプロダクションを運営するカバーと共に、国内のVTuberシーンを牽引する企業として知られている。規模が大きな分だけ所属ライバーも多く、国内外合わせてその数は200人を超える大所帯だ。

所属タレントを守るべく、2021年頃から誹謗中傷などライバーに危害を加える行為について積極的に対策を講じてきた。

2023年にはカバーやUUUMなどと協力して対策組織を創設。

2024年には、カバーおよびUUUMとの連携を強化して「誹謗中傷対策検討分科会」の設置を発表。ドワンゴホリプロなど賛同企業12社を加え、総務省警視庁刑事部などの後援を受けながら継続的に取り組みを行いつつ、成果を公表している。

12月4日にも、所属ライバーに対して脅迫を行っていた人物の逮捕を報告したばかりだった。

所属ライバーでも社員でもなくクリエイターのために出した異例の声明

こうした取り組みにおいて所属ライバーや社員を守るために逐次声明を出してきたANYCOLORが、パートナークリエイターのために注意喚起を行うのは異例のことだ。

ANYCOLORは関係クリエイターを、「技量、創造性、創作への熱意、当社のコンテンツへのご理解等、諸所の観点に照らして、極めて厚い信頼を置けるものと判断」していると説明。

「クリエイターの皆様が制作し、ファンの皆様にお届けしている作品は、すべて当社及び当社所属ライバーが、真に魅力的でファンの皆様を楽しませることができる素敵なクリエイティブであると考え、発信しています」とコメントするなど、確かな信頼のもとデザインを任せていることを強調している。

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