メディアプラットフォーム・noteの運営がGoogleとの資本業務提携を発表した。
noteは、GoogleのAIモデル・Geminiを活用した新機能の開発を進めていくとしている。
具体的にはクリエイター向けの機能として、文章のアイデアを膨らませたり、構成の提案や校閲を行う機能を開発。企業向けにも、炎上を回避できるようなアラート機能を開発するという。
2025年2月以降に順次提供予定となっている。
個人の日記から企業の広報媒体まで、幅広く活用されるnote
noteを運営するnote株式会社は、2011年に設立された企業。当時はピースオブケイクという社名で、2020年に現在の社名へと変更されている。
2014年にリリースされたnoteは、メディアプラットフォームとして個人の日記や備忘録からレビュー、評論、ゲームの攻略情報など幅広いテキストコンテンツが投稿されている。
企業の広報活動にも利用されており、プレスリリースやプロジェクトに関する文章が公開されることも多い。
2020年には、月間アクティブユーザー数が6300万人を突破。
漫画ビューワー機能など、テキスト以外のコンテンツへも対応しているほか、記事の有料販売や投げ銭、執筆者が開設可能な月額制の支援プランなども充実している。
これまでも文藝春秋やUUUMと提携してきたnote
サービスとしてのnoteが成長する中で、note株式会社も会社としての規模を拡大してきた。
2017年にはインサイド、Game*Spark、アニメディアなどのメディアを運営するイードとの資本業務提携を締結。
2018年には日本経済新聞社と、2019年にはUUUM、テレビ東京HDと、2020年には文藝春秋と、2021年にはBASEとの資本業務提携を発表。新たな発表の場の提供や、各社からの支援を受けた新機能・事業の展開を行ってきた。
その結果、2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場している。
また、2023年12月には子会社としてnote AI creativeを設立。将来的にはnote AI creative株式会社を通じ、外部へのサービスの有償提供も視野に入れていると明かしている。
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント