世界中の「水中遺跡」に焦点を当てた書籍『図説 世界の水中遺跡 水底に眠る「時の証人」を求めて』(グラフィック社)が2月8日(火)に発売される。
本書はかつて栄華を誇った都市や、多くの積荷を積んで海を渡った輸送船など、現在も世界中の海や湖の底に沈んだ水中遺跡に特化した遺跡図鑑。
歴史の生き証人でもある水中遺跡の数々を、美しいカラー写真とそれぞれの発掘や引き上げに携わった研究者・写真家たちの解説文で紹介する。
小野さんは上智大学院地域研究専攻より博士号(地域研究)取得。主な著書に『海域世界の地域研究:海民と漁撈の民族考古学』(京都大学学術出版会)、『環境と資源利用の人類学―西太平洋島嶼の生活と文化―』共著(明石書店)、『オセアニア:海の人類大移動』共著(昭和堂)、『地域の多様性と考古学:東南アジアとその周辺』共著(雄山閣)などがある。
『海洋考古学入門』(東海大学出版部)などを著書に持つ木村さんはフリンダース大学大学院博士課程修了。博士(Doctor of Philosophy)。マードック大学アジア研究所研究員、シカゴ・フィールド自然史博物館研究員を経て、東海大学海洋学部海洋文明学科特任講師をつとめている。
本書はかつて栄華を誇った都市や、多くの積荷を積んで海を渡った輸送船など、現在も世界中の海や湖の底に沈んだ水中遺跡に特化した遺跡図鑑。
歴史の生き証人でもある水中遺跡の数々を、美しいカラー写真とそれぞれの発掘や引き上げに携わった研究者・写真家たちの解説文で紹介する。
幻の港湾都市や戦争の痕跡、新たな発見に満ちた遺跡
著者は小野林太郎さんと木村淳さん。小野さんは上智大学院地域研究専攻より博士号(地域研究)取得。主な著書に『海域世界の地域研究:海民と漁撈の民族考古学』(京都大学学術出版会)、『環境と資源利用の人類学―西太平洋島嶼の生活と文化―』共著(明石書店)、『オセアニア:海の人類大移動』共著(昭和堂)、『地域の多様性と考古学:東南アジアとその周辺』共著(雄山閣)などがある。
『海洋考古学入門』(東海大学出版部)などを著書に持つ木村さんはフリンダース大学大学院博士課程修了。博士(Doctor of Philosophy)。マードック大学アジア研究所研究員、シカゴ・フィールド自然史博物館研究員を経て、東海大学海洋学部海洋文明学科特任講師をつとめている。
目次
第1章:古代地中海/ウルブルン沈没船、死者の船と神殿柱の船遺跡、黒海の難破船など
第2章:先史~有史の水没遺跡/琵琶湖粟津湖底遺跡、ユカタン半島水中洞窟、ポートロイヤル(パイレーツオブカリビアンの元になった水底の街)など
第3章:海上シルクロードとアジア海上商業時代の水中遺跡/九州・鷹島海底遺跡、沖縄・海上交易関連の海底遺跡、タイ・バンカチャイ沈没船など
第4章:大航海の歴史と失われた帆船/メアリーローズ号博物館、サン・ディエゴ号、開陽丸、沖縄の西欧沈没船遺構群 他
第5章:近代海戦と水中文化遺産/パラオで沈んだ日本戦、ドイツのUボート、マルタ島沖のボウファイター 他
失われた文化
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