『チ。』と『往生際の意味を知れ!』の作者×担当が対談 漫画の可能性を語る

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「いまマンガはなにを描けるのか――生きづらさと不合理に対峙するマンガの力」

POPなポイントを3行で

  • ゲンロン主催の漫画トークイベント
  • 『チ。』魚豊と『往生際の意味を知れ!』米代恭
  • 両者の担当編集・金城小百合と千代田修平が登壇
ヒット作が次々と登場する群雄割拠の漫画シーンにおいても、注目を集めている『チ。―地球の運動について―』と『往生際の意味を知れ!』。

そんな両作の作者・魚豊さんと米代恭さんが、それぞれの担当編集も交えて語り合う「いまマンガはなにを描けるのか――生きづらさと不合理に対峙するマンガの力」が、12月13日(月)19時から開催される。

イベントの主催は、批評家・作家の東浩紀さんが創業した出版社・ゲンロン。同社の漫画家育成講座「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」の主任講師であり、物語評論家/マンガ原作者のさやわかさんが司会を担当する。

同イベントは、ゲンロンの放送プラットフォーム「シラス」やニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルで配信されるほか、ゲンロンカフェ(五反田)での会場観覧、コミックスの販売、サイン会も行われる(外部リンク)。

タブーに切り込む作家は「生きづらさと不合理」の何を語る?

突如現れた元カノに「出産記録を撮ってほしい」「(そのために)精子が欲しい」と告げられた主人公が、戸惑いながらも記録映画を撮影していく『往生際の意味を知れ!』の作者・米代恭さんと、中世ヨーロッパを舞台に、思想弾圧の中で“地動説”を信じた人々を描く『チ。―地球の運動について―』の作者・魚豊さん。

今回登壇するのは、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載中の両作の作者2人だ。

共にある種のタブーやモラルに切り込むような作風で知られており、今回のイベントにつけられたサブタイトル「生きづらさと不合理に対峙するマンガの力」も踏まえて、何が語られるのか楽しみだ。 そして、今回のイベントの特徴とも言えるのが、『往生際の意味を知れ!』の担当編集・金城小百合さんと『チ。―地球の運動について―』の担当編集・千代田修平さんも登壇者として参加する点だ。

作家を導く編集者は現代をどう見ている?

金城小百合さんは、米代恭さんの前作『あげくの果てのカノン』やTVドラマ化作品『花のズボラ飯』『プリンセスメゾン』を、千代田修平さんは『おやすみシェヘラザード』や『映像研には手を出すな!』をそれぞれ担当してきた編集者。

漫画を通して現代の宿痾にフォーカスする本イベントにおいて、市場や世間を分析し、作家たちのハンドリングを担う担当編集たちの意見も聞けるというのは非常に興味深い。

なお千代田修平さんに関しては、以前KAI-YOU Premiumに出演してもらい、現在の漫画シーンをどう捉えて作家を売り出していったのか、編集者として思考や視点を語ってもらっている。イベントの予習にぜひチェックしていただきたい。

年末も近づいてきたし漫画をいっぱい読もう

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