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音楽フェス2020年の市場が9割消失 動員数も前年比96.8%減の苦境

音楽フェス2020年の市場が9割消失 動員数も前年比96.8%減の苦境

Photo by Tony Pham on Unsplash

POPなポイントを3行で

  • ぴあ総研が音楽フェスの市場動向に関する調査結果を公表
  • 2020年の音楽フェスの市場規模・動員数は前年比で9割減
  • コロナ禍において模索が続く音楽フェス、ライブエンタメ
ぴあ総研が、毎年行っている音楽フェスの市場動向に関する調査結果を発表した。

2020年の音楽フェスの市場規模は、前年比97.9%減の6.9億円に激減。

動員数も、前年比96.8%減の9.3万人と大きく落ち込んだことがわかった。

言わずもがな、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で多くの音楽フェスが中止・延期、規模を縮小せざるを得なかった結果が如実に表れている。

なおぴあ総研は、2020年7月にも同様の調査結果を発表。このときに、2020年の市場規模が前年に比べて9割近く消失するとの見通しを示していた。

オンラインライブは調査対象に含まず

ぴあ総研による調査では、音楽フェスを「同時間帯に複数アーティストが出演する形式のイベント」と定義。

該当するイベントのチケット販売額を推計し、音楽フェス市場規模を算出している。

今回は2020年1月から12月に開催されたイベントが推計の対象になっており、オンラインライブは含まれていない

2019年までは右肩上がりに成長してきた音楽フェス市場

2020年の音楽ポップスフェス市場規模推計/画像は「ぴあ総研」公式サイトから

音楽フェスの市場は、2019年まで右肩上がりに成長を続けてきた。

同年には20年目を迎えた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が過去最大の33万人、同じく20年目の「SUMMER SONIC」が東京と大阪の両会場で30万人を動員。

こうした歴史のあるフェスに加えて、「岩壁音楽祭」など新興のフェスも毎年のように立ち上がり、市場は活性化していた。 しかし2020年に入ると政府からの要請もあり、開催予定だった全国的なイベントが相次いで中止・延期、あるいは規模を縮小せざるを得ない事態に。

以降も開催制限、制約ありの開催を余儀なくされた。

コロナ禍でのフェス開催のあり方が模索される2020年以降

しかし2020年10月には大阪で、感染対策を徹底した上で「OSAKA GENKi PARK」が開催。2日間で約4万人が来場。

また同年に山梨で開催された「DRIVE-IN LIVE PARKED」など、ドライブイン形式で行われるイベントも増加している。 加えて、2021年3月には「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」「FUJI ROCK FESTIVAL」などを主催する7社が、共同事業体「野外ミュージックフェスコンソーシアム」を設立。

音楽フェスのさらなる発展と、地方経済への貢献、ならびに持続可能なフェス文化形成を目的として、活動をしていくことを表明。コロナ禍でのフェス開催の方法を模索し続けている。

直近でも「FUJI ROCK FESTIVAL'21」が、前年の延期を経て、8月20日(金)から22日(日)の3日間、新潟県湯沢町の苗場スキー場での開催を発表。

「コロナ禍で開催する特別なフジロック」を宣言し、感染対策のため観客数を制限。海外アーティストの出演を見送っている。

コロナ禍におけるライブエンタメの戦い方

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