翻訳者の1人である大森望さんが3月14日に作業が一段落したとツイートしており、いよいよ発売に向けて最終段階といったところ。
出版を担う早川書房のnoteには、あらすじも公開されています。『三体Ⅲ 死神永生』やっと終わった。手をつけたのは去年の6月29日だったので(秋じゃなかった)、長い道のりでした。まあ、まだこれからゲラとの格闘があるんだけど。合計1650枚。上下巻・各420ページくらいでしょうか。今回は、泊功、光吉さくら、ワンチャイの三氏との共訳です。
— 大森望 (@nzm) March 13, 2021
三体文明の太陽系侵略に対抗する切り札「面壁計画」の裏で、極秘の仰天プランが進んでいた。三体艦隊の懐に、人類のスパイを送る――奇想天外なこの「階梯計画」の発案者は、若き航空宇宙エンジニアの程心(チェン・シン)。しかも、むかし彼女に片思いしていた孤独な男・雲天明(ユン・ティエンミン)が計画の鍵を握る。だが、この二人の関係が、のちに人類文明全体の運命を左右することになろうとは……。壮大なスケールで人類の未来を描く三部作、堂々の完結篇。 早川書房note「『三体Ⅲ 死神永生』発売日決定!」から
SFの名誉・ヒューゴー賞を受賞した『三体』
2015年に『三体』で、SF界の最も栄誉あるヒューゴー賞・長編小説部門を受賞した劉慈欣さん。この受賞がアジア人で初めてだったこともあり、世界各国で翻訳版も発売。日本語版も2019年7月から発売されると、同年10月中には電子版も含めた発行部数が13万部を突破し大ヒットになりました。
続く『三体Ⅱ 黒暗森林』は2020年6月に発売され、同年7月にはシリーズ累計30万部を突破(紙版・電子版あわせて)。海外SF作品がここまでのベストセラーになるのは珍しく、その注目度の高さが伺えます(外部リンク)。
そんな話題作の完結編ということもあり、いまからページをめくるのが楽しみな『三体Ⅲ 死神永生』ですが、すでにAmazonなどで予約が始まっています。
関連商品
出版社:早川書房
発売日:2021/5/25
単行本:432ページ
ISBN-10:4152100206
ISBN-13:978-4152100207
関連商品
出版社:早川書房
発売日:2021/5/25
単行本:432ページ
ISBN-10:4152100214
ISBN-13:978-4152100214
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