雑誌『アイデア』海外漫画特集 識者が文化/言語圏を越境する名作を紹介

雑誌『アイデア』海外漫画特集 識者が文化/言語圏を越境する名作を紹介
雑誌『アイデア』海外漫画特集 識者が文化/言語圏を越境する名作を紹介

「世界とつながるマンガ 海外マンガのアクチュアリティ」特集/画像はすべて公式サイトより

POPなポイントを3行で

  • 雑誌『アイデア』が海外漫画を特集
  • 文化・言語圏を越境する漫画
  • 識者たちがオススメの海外漫画作品を厳選紹介
誠文堂新光社発行のグラフィックデザイン誌『アイデア』が、3月10日(水)に刊行される2021年4月号にて「世界とつながるマンガ 海外マンガのアクチュアリティ」と題して海外漫画特集を行う。

まだまだ触れる機会の少ない世界の漫画文化

『アイデア』 2021年 4月号

『アイデア』 2021年 4月号

2019年度までに前年比12.8%増の推計約5千億円に成長し、スマートフォン向けサービスの台頭など電子出版市場が、紙の市場を上回る成長を見せた日本国内のコミック市場。

海外での日本漫画の人気も続いており、数多くの日本のコミック作品が欧米、アジア、中東など各国語版に翻訳されている。

しかし、海外作品の邦訳版が目に触れる機会は決して多いとは言えない。

本特集では、フランス語圏の漫画である「bande dessinée(バンド・デシネ)」の翻訳者である原正人さんを企画・監修に迎える。 海外マンガ好きが選ぶ,読んでおきたいおすすめ作品」や漫画家・イラストレーターのかつしかけいたさんと原さんの対談、「越境するための邦訳海外マンガガイド」「これから読みたい未邦訳マンガ」などの企画を通して、全貌が見えづらい海外漫画について、近年刊行された作品や新進気鋭の作家、グラフィック的に評価の高い作品を厳選し紹介する。

日本でも存在感を増す海外漫画

まだまだ触れる機会は少ないかもしれないが、近年、日本でも海外漫画の存在感は増加している。

アメコミでは、「MARVEL」や「DCコミックス」の実写映画の人気は言うまでもなく、そういった作品で描かれたヒーロー像を逆手に取った文脈性の高い作品である『ザ・ボーイズ』も人気を得た。

「王道」をひねった作品が理解されるほどに「アメコミ」という文化が日本に浸透したと言えるだろう。
『ザ・ボーイズ』 シーズン1 のあらすじを3分で振り返り!※ネタバレあり
バンド・デシネ出身の作家であるトニー・ヴァレントさんが描く『ラディアン』は、日本の漫画的な要素にフランスの価値観を取り入れ、NHKにてアニメがシーズン2まで制作されるほど日本でも評価を得ている。 韓国発の新たな漫画文化「ウェブトゥーン」の発展も目覚ましく、日本でも「LINEマンガ」などのプラットフォームで認知度を上げており、CMなどで見かけたことがある人も多いのではないだろうか。
【LINEマンガ公式】喧嘩独学
日本の漫画文化が世界に広まると同時に、世界の漫画も日本に日本に入ってくる数が増加している。

『アイデア』では、『ラディアン』など、日本でバンド・デシネを出版するユーロ漫画の代表を務めるフレデリック・トゥルモンドさんのインタビューなども掲載。

世界の漫画文化を知る識者たちの言葉から、グローバルな漫画文化の先端を学ぼう。

文化・言語圏を越境する漫画

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。