新機能としては、ユーザーがお気に入りのアカウントを有料でフォローし、通常のフォロワーには見ることのできない限定コンテンツを楽しめる「Super Follows(スーパーフォロー)」などが明らかにされている。
Twitter社、2023年までに年間収益を2倍に
Twitter社は毎年恒例のイベント「Analyst Day」で、2023年末までに年間収益75億ドルを達成する見通しを発表した。Our goal is to more than double our total annual revenue reaching $7.5B or more in 2023 by growing our audience and gaining advertising market share in both brand and direct response #TWTRAnalystDay pic.twitter.com/KT6hr6Z15g
— Twitter Investor Relations (@TwitterIR) February 25, 2021
2020年は37億2000万ドルだったため、3年でおよそ2倍という野心的な目標になっている。
目標実現に向けて、収益化可能なデイリーアクティブユーザーを3億1500万人に拡大させ、前述した「Super Follows」などの機能を段階的に実装するという。
We aim to deliver 315M or more mDAU in Q4 2023, which represents a ~20% compound annual growth rate from the base of 152M mDAU we reported in Q4’19, which was our most recent reported mDAU metric when we first shared our ambition in March of 2020 #TWTRAnalystDay pic.twitter.com/letO9P4I7R
— Twitter Investor Relations (@TwitterIR) February 25, 2021
Twitterの課金機能「Super Follows」
「Super Follows」は、ユーザーがお気に入りのTwitterアカウントを有料でフォローすることにより、ニュースレターなどの限定コンテンツ、限定コミュニティへの参加、eコマース取引、サポーターバッジなどの特典が予定されている機能。公開されている資料によれば、有料フォローの金額は月額4.99ドル、日本円で520円ほどになっている。
なお前述のイベントでの質疑応答のなかで、Twitter社のプロダクトリーダー・Kayvon Beykpourさんが2021年中に「Super Follows」を市場に投入する予定であると述べ、有料フォローに必要な月額はカスタマイズ可能であると説明している。
なお、Twitter Japanに日本での展開について問い合わせたところ、「国内展開の有無、時期などは未定となっておりますので、@TwitterJPや弊社ブログでのリリースをお待ちいただけましたら幸いです」としている。
ユーザー保護や誤情報拡散防止の新機能も
またユーザーを嫌がらせなどから守る「SMART SAFETY(スマートセーフティー)」と、誤情報の拡散を防止する「BIRDWATCH(バードウォッチ)」も発表された。「SMART SAFETY」は、特定ユーザーによる侮辱や罵声などのリプライといった悪質な行為を検出し、自動的にブロックやミュートすることによってユーザーの目に触れさせないようにする機能。
ユーザーは任意で機能のオンオフを切り替えることが可能で、特定ユーザーとの接触制限がより簡単になることを目指している。 「BIRDWATCH」は、ユーザーの助けを借りて誤情報の拡散に対抗するように試みるもので、Twitter社が先導して行うものではないとしている。
これは先に行われた米大統領選挙で、ドナルド・トランプ元大統領のツイートに注意書きを付したときとは違う方法になっており、イメージとしては世界中の有志が相互に制作する百科事典・Wikipediaのようなモデルを想定しているようだ(外部リンク)。
Twitter社はそのほか、特定のテーマに関心を持つユーザー同士がコミュニティをつくり交流できる「COMMUNITIES」など、様々な新機能のアイデアを発表している。
新たな機能、新たな展望
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