『PUI PUI モルカー』の躍進で注目を集めている見里朝希さんが手がけた作品で、国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2019」で、ジャパン部門優秀賞を受賞しています。
なお配信期間は2月4日から2月28日(日)までの期間限定なので、お見逃しのないように。視聴方法は無料の会員登録のみです(外部リンク)。
ダークな作風が特徴の短編アニメ『マイリトルゴート』
見里朝希さんが、東京藝術大学大学院の修了制作で監督した短編パペットアニメーション『マイリトルゴート』。グリム童話『オオカミと7匹の子ヤギ』を題材に、10分弱のショートフィルムで虐待問題を描いた作品です。
テンポのよい展開、多様な解釈を促す脚本、そして『PUI PUI モルカー』にも受け継がれる子ヤギたちのかわいらしい毛並みや表情は必見。
しかしホラーと暴力の要素が全編に散りばめられているので、『PUI PUI モルカー』とはまた違った印象を残す作品になっています。
見て欲しいポイントは「人形の顔の表情」
「SSFF&ASIA 2019」ジャパン部門優秀賞受賞時のコメント
この度は大変素晴らしい賞を頂きありがとうございました。突然画面に名前が出てきた時の驚きは忘れません。
映画祭実行委員の皆様・関係者の方々、観客の皆様に感謝致します。
映像とは悪く言ってしまうと、見る人の時間を奪ってしまうものだと思っています。だからこそ見て良かった、楽しかったと思ってもらえるような表現や演出、為になったと思ってもらえるようなメッセージを含めることが大切だと思い制作をしました。又、できるだけ観客に途中で飽きずに最後まで見てもらうにはどうするべきか、ということも考えていました。だからこそ、今回SSFF&ASIAでこのように評価して頂けたことを大変嬉しく思っています。
次の制作へのプレッシャーが半端ないですが、これからも変わらず気楽に楽しく作っていきます。
制作関係者である音楽制作者やキャスト、大学院の方々そして家族にも感謝致します。
本当にありがとうございました。
見てほしいポイント
見て欲しいポイントは人形の顔の表情です。撮影の際は人形の生き生きとした表情や動きを表現するために、1秒24フレームを徹底してコマ撮りを重ねていきました。
特に苦労したところは後半にあるアクションシーンです。6体の人形を合体させたり、ダイナミックにカメラを動かしながら撮影しました。
影響を受けた作品
TVアニメ「おくびょうなカーレッジくん」
映画「コララインとボタンの魔女」
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