価格はDiverse Directや直販で1500円(税別)、メロンブックスやとらのあなでは1800円(税別)となる。
ゲームの実況・配信はもちろん、e-Sports系イベントでの利用も想定されており、確認連絡やクレジット記載の義務もないという。
「特に確認とかもしなくていい、配信に自由に使っていい音楽を制作しよう」とのテーマで制作されており、好プレイに華を添える11の楽曲が収録されている。
この作品に収録している音源は、YoutubeやTwitchの配信にご利用頂くのは勿論、
— DiverseSystem (@DiverseSystem) January 5, 2021
クリップのまとめ等の動画にも使用頂いて構いません。
eスポーツ系イベントでもご利用頂いて問題ありません。
使用許諾の確認連絡やクレジット記載の義務もありません。
(載せてくれたら嬉しいぐらいで)
e-Sports系イベントでも利用できる『Stream Palette』
『Stream Palette』リリースのきっかけは、持ち込み型ゲームパーティー「C4 LAN」で知り合ったというゲームキャスターのk4senさん。以前から実況向けにDiverse Systemの楽曲提供を受けていたk4senさんと、彼がCEOをつとめる電影Lab.の協力で、デザインや参加アーティストの選定が行われたという。普段から楽曲提供いただいている@DiverseSystemさんから、配信や動画で使用できる「StreamPalette」がリリースされました!
— k4sen (@k4sen) January 5, 2021
弊社のロゴが並ばせていただいていて泣ける;;
ジャケットイラストはfamyさん(@famy_siraso)にお願いし、おぶくんにデザインしてもらいました。https://t.co/wBlqdJA7pk
『Stream Palette』収録の楽曲は、YouTubeやTwitchでの配信に使用できるほか、クリップのまとめ動画やe-Sports系イベントでも利用できるとのこと。
一方で「楽曲にイラストとかをつけて上げてるだけの動画」など、いわゆる無断転載的な使用については許可していない。
『Stream Palette』収録楽曲(敬称略)
「Define」(Zekk)
「Trigger」(Ryo Arue)
「Moving Into Position」(Maozon)
「Ocean Invaders」(Jerico)
「Aim」(Feryquitous)
「Beyond destiny」(Ryo Arue)
「Prestige」(Blacklolita)
「Legal Weapon」(Tanchiky)
「Don't Be Afraid」(Katali)
「Ignition」(Yunosuke)
「Apoptosis」(xi)
整備が進むゲーム配信の権利関係
配信文化の浸透やコロナ禍による動画・配信需要の高まりを受けて、より盛況になっている現在のゲーム配信シーン。これに呼応して権利関係を整備する動きが進んでおり、ゲーム会社のガイドライン公開、タレント事務所との包括契約も増えている。
権利関係はゲーム配信のBGMでも問題に
同様に権利関係が問題になってくるのがゲーム配信のBGMだ。BGMもまた、ゲーム実況や配信、e-Sportsの大会告知動画、あるいは選手やチームのプレイをまとめたフラグムービーやモンタージュと呼ばれる動画など、様々な映像に欠かせない。
多種多様な音源が利用されているが、ゲームそれ自体と同様に音楽の権利関係が問題となってくる。
仮に楽曲を購入したとしても、『Stream Palette』のように使用許可が明言されていない場合、JASRACなど著作権管理団体への利用許諾が必要になる。
YouTubeやTwitchなどのプラットフォームは著作権管理団体と包括契約を交わしているためこの手間はないが、それでも原盤権を持つレコード会社の許諾など、著作隣接権が問題になる。
また、JASRACなどへ管理委託していないアーティストへは個別に許諾を求める必要がある。
若年層が関心を持って始めることも多い配信や動画制作において、このような権利確認はハードルが高く、無断使用が横行している。ゲーミングチームの主催する大会でさえ、楽曲制作者への許諾が行われていなかったというケースがある。
Twitchも昨年11月に、アメリカのDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づいたコンテンツの削除が急増したことを受け、「必要な権利者の許可を得ている場合を除き、配信中に収録された音楽を再生しないということです。これはあなたの配信を守るために最善な行為です。」と改めて周知している状況だ(外部リンク)。
配信で使えるその他の音源
ゲーム実況ではフリーで使えるNoCopyrightSoundsや、月額課金で利用可能なMonstercatが一般的だろうか。
このようなサービスに加えて、『Stream Palette』のような、利用可能と明言されたクオリティの高い楽曲が国内でも増えると、いま一層の隆盛を感じさせる配信文化に良い影響を与えそうだ。
沼プレイでも脳内BGMはノリノリ
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