そんな彼らの多くが配信でプレイした、2020年を代表する5つのゲームを、その特徴と共に振り返りたいと思います。
VTuberに人気だったゲーム共通点は?
『サイバーパンク2077』『Ghost of Tsushima』『天穂のサクナヒメ』などなど。2020年も数多くのゲームが発売されましたが、ピックアップしたゲームの共通点は、誰にでも遊びやすかったところです。
ルールがわかりやすい、操作が簡単、プレイ時間が短いという遊びやすさの要素ですが、これは簡単なように思えて、製作者の工夫と試行錯誤のたまもの、尊敬するべきすごい点です。
そしてVTuber全員が必ずしもゲーマーではないので、ゲームが上手くなくても問題がなく、かつ配信映えするゲームはやはり人気があります。
ゲーム配信でVTuberたちのどんな側面が見られたのか、ゲームそのものの面白さはどこにあったかを、VTuberの動画を紹介しながらお伝えします。
最後に。
任天堂の元社長である、故・岩田聡さんは「おもしろいゲームというのは、遊ばずに観ているだけでもおもしろい」という言葉を残されています。
これから紹介するゲームに、どのような“観ておもしろい”があったのでしょうか。
『あつまれどうぶつの森』遊び方、企画の振り幅も無限大のスローライフ
『あつまれどうぶつの森』(『あつ森』)は、2020年の流行語大賞にも選ばれた、Nintendo Switchのメガヒットゲームです。島でほのぼのと生活をするというシンプルかつ癒やされるゲーム性で、普段ゲームをしない人にも広まりました。
まず紹介するのは、どっぷり島民になりきって、どうぶつたちとの関係を妄想し、独自の物語を配信で展開してくれた月ノ美兎さん。
VTuber同士のコラボでも、集まって宝探しをしたり、魚釣り大会りをしたりと、色んなアイデア企画が生まれました。ぽこピーとおめがシスターズのおなじみコラボもありましたね。
クリエイティブ溢れる島を探索しながら、お宅訪問のようにVTuberがレポーターをしているのですが、それぞれのコメントに個性が表れていて面白いです。
その筆頭が桜ころみんさんでしょう。
以前からゲーム実況で人気を集めていましたが、『あつ森』の徹底的に分かりやすい解説動画がヒットしたこともあり、この1年で登録者を激増させ、ついに50万人まで到達しています。
ゲーム内で時間操作をせずにこつこつ調べるなど、普通に遊ぶ人と同じ目線を大切にしているのも人気の秘訣のようでした。
逆にあまり企画っぽくせず、のんびり雑談をしながら釣りやDIYをしているだけでも、視聴者と一緒に島で過ごしているような配信ができるので、多くのVTuberが取り入れていたのも納得ですね。
『夜勤事件』VTuberを次々絶叫させた、日常に潜む恐怖体験
『夜勤事件』はSteamで遊ぶことができる、Chilla's Art制作の3Dホラーアドベンチャーゲームです。コンビニ店員となって働いているうちに、怪異に遭遇してしまうという内容で、1人称視点で移動するゲームなのですが、探索を進めながら謎を解くだけでなので、クリアだけなら難しくありません。
しかし生活感溢れる家やコンビニの細かなつくり込みと、独特の視界の悪さが怖さを引き立てており、一歩前に進むことですら躊躇させます。The Convenience Store is finally out! 🏪🥳🎉
— Chilla's Art|チラズアート (@ChillasArt) February 18, 2020
This is our 4th psychological horror title and we are so excited!🎉
「夜勤事件」がついに発売されました!🏪🥳🎉
おかえり、事故物件、犬鳴トンネル に続き僕らの第四弾目の精神的ホラーゲームとなっております。🎉🎌🎉https://t.co/4k5RpIBFG9 pic.twitter.com/PYz2F9XnhZ
Chilla's Art作品では、必ず不意打ちの仕掛けが定番で用意されていて、実況配信の切り抜き動画でもこの不意打ちの場面が人気になっていました。
特に樋口楓さんの配信は、悲鳴の多さと、怖さで段々と壊れていく様が話題になりました。
2020年のChilla's Artは、今作に加えて『雪女』『怨霊』『行方不明』『幽霊列車』のほか、最新作『花子さん』と、勢いを止めずに和製ホラーゲームを制作されています。
そしてその作品のほとんどが実況動画で盛んに遊ばれているので、2021年も配信の人気コンテンツとして目にする機会が多いかもしれません。
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saayuu
融通無碍によいモノをフィーチャーしたい
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