SNSの普及やTV番組への出演で、以前よりも身近な存在に感じられるようになりつつあるホストとホストクラブ。
イケメンが集まるきらびやかな場所──距離が近づいたからこそ、本気で気になる。でも、どうやって行けば? 遊べば? いいのかわからない。
場所は新宿・歌舞伎町。家で自炊した飯を食い、お香をたきながら寝る私のような無印女子にはほど遠い場所。
でも、ストレス発散にはお酒が必要だし、何気ない日常に、月末の華金に、彼氏のいない休日に、どうしてもホストクラブに行ってみたい。せっかくなら……せっかくならイケメンと触れ合いたいんですッ!!
ついに意を決した私は、KAI-YOU.netの取材にかこつけて、歌舞伎町の地に降り立ったのでした。 取材・文:ミクニシオリ 編集:恩田雄多 撮影:宇佐美亮 イラスト:Miyako
※今回のサービス「horeruプレミアムメンバーズ」を使っての初回案内は1日2件を上限としております。本記事は特別に4店舗取材しております。
※取材は2020年11月に実施。取材時は必要に応じてマスクを外して撮影しています。
実はアレが怖いんです。そう、 キャッチのお兄さん!
経験上、ホストじゃなくて飲食店やナイトワークのキャッチだったこともしばしばあったので。
聞くところによると、ホスト好きな女性たちはキャッチとすらつるみ、夜の街を闊歩するというのですが、やっぱりそれはレベルが高い。
歌舞伎町のランドセルと呼ばれるMCMのリュックも持っていない。ここでの私はマサラタウン出たてのサトシ同然。
どうやってホストに行けばいいかわからず、途方に暮れていた初心者のワイにできることは、もはやググることのみでした。
圧倒的ネットリテラシーを駆使してたどり着いたのが──「horeru(ホレル)」というサービスでした。
LINE@を友だち登録するだけで、ホストクラブコンシェルジュが行きたい店舗の空席情報を確認してくれたり、予約を取ってくれたりするというサービス。これならキャッチのお兄さんナシでも、お目当てのホストにDMする勇気がなくてもホスト遊びができちゃうッ……! しかも、なぜか初回料金を無料にしてくれるというのでテンションがトチ狂います。なんでなんだ。
基本的にホストは初回来店時の価格設定は控えめですが、とはいえ数千円はかかるのがデフォルト。その料金がタダになっちゃうっつーんですよ、しかも初回来店なら何店舗行ってもOK。
私は決意しました。
ならば、公式サイトとか見ててイイと思ったホストに全員会いたい。だってタダなんだもん。こうして、ホスト初心者の無印女子がゆく「歌舞伎町ホストはしご酒ツアー」が始まってしまったのでした──。
とはいえホスト初心者女子、何もかもが初めてなのでホストの初回利用がどんなものなのかもさっぱりわからない。本当にお目当ての男の子に会えるのだろうか。不安は無印で買ったニットのポッケに突っ込んで、重く荘厳な扉を開けると、そこには──。 異次元空間が広がっていました!
予想以上に広い店内、テンションを爆上げするイルなEDM。これが、ホストクラブ……!
まずは席に通してもらい、どうしたら分からずソワソワしていると、内勤のお兄さんが話しかけてくれます。 内勤さん「『club Leo…』へようこそ。当店のご利用は初めてですか?」
ミクニ「あ、初めてです……」
おずおずとそう伝えると、お兄さんが注文用タブレットを持ちながら、いろいろと説明してくれました。どうやらこのタブレットで、飲み物とホストのお兄さんを注文するようです。 飲み物を選んだら、次はホストを指名。と言っても、絶対に会えるかどうかは店の空き状態次第のようなのですが、とりあえず気になる男の子を3人まで、カートに入れることができます。こんなAmazonみたいなノリでイケメンを注文できるのか。
飲み物とホストの注文が済んでソワソワしていると、急にイケメンに声をかけられます。 一番お目当ての子ではないものの、最初のリストに入っていた男の子が来てテンションが上がります。 今日が初めてのホストクラブだという話をしたり、乾杯してどんなお酒が好きなのかという話を5分ほどしていると、今度はまた別の男の子が。
先ほどとは雰囲気が違うラフなファッションで、落ち着いた感じの子です。こんな子もいるんだな〜と世間話を始めると、また5分ほどで次のホストにチェンジ。 え……えぇぇぇぇぇぇぇ?
こんなノリで5分〜10分のペースで、目まぐるしく男の子が変わっていきます。 そのたびに名刺をもらうので、溜まっていく名刺で机が埋め尽くされそうだし、しかも基本的にイケメンしか来ないのでおかしくなっちゃいそう。「club Leo…」神威ルイ
数十人のイケメンと話終わった頃、隣にふわりとかぐわしい香りの男の子がやってきました。
隣、いいかな……?
隣、いいかな……?
隣、いいかな……? いいかな? かな?
※エコーです
いい香りをまとった声がするほうを振り向くと、そこには今日のお目当てホスト・神威ルイくんが……! 神威くんのコミュニケーション術にはもう脱帽。例えば合コンに来る体育会系営業マンとは全ッ然違うんですよ。
踏み込みすぎない世間話をして、でもちゃんと笑えるオチがあって。 このまま楽しく飲む感じかな、と思ったら、急に顔がすっと近づいてきたり、頭をなでてくれたり……。 乾杯から数分、盛り上がってきたのかぐっと距離を縮めるように、必殺口説き文句をかましてくれる神威くん。 神威くん「シオリちゃんは身長、何センチ?」
ミクニ「157cmくらいです、普通なんですよね〜」
神威くん「じゃあ、俺と20cm差くらいだね。……これならキスもしやすいね♡」 神威くん「可愛いから写真に残しておこう」
普段じゃあり得ない持ち上げ口説きセリフで照れ散らかす私を見て、ツーショットも撮ってくれました。 これが……これが合コンだったら、ここまでテンションが上がっていないかもしれない。芸術品のような話術を持った男の子の口説き、ボディタッチ。
月並み、月並みすぎるけど……もうメロメロという言葉以外にどう表現したらいいかわからない。「私のIQはもう2よ!」という気持ち。
初めて乙女ゲームをプレイした中学時代の甘酸っぱい気持ちと感情の高まりを思い出します。 長めに13分ほど神威くんと会話をして、またホスト回転寿司ターンに突入。90分ほど戯れて、初回の時間が終了しました。
内勤さんが現れて、本来ならここでお会計があるのですが……「horeru」を使っているのでタダです。いや、本当にありがたいな。 最後の「送り」があることで、お目当ての男の子と会えなかったときでも、絶対に一度はお話ができるようです。 入り口前の階段を、手をつなぎながら登ってくれる神威くん。こんなの現実でやってくれる人がいるんですね……。
イケメンが集まるきらびやかな場所──距離が近づいたからこそ、本気で気になる。でも、どうやって行けば? 遊べば? いいのかわからない。
場所は新宿・歌舞伎町。家で自炊した飯を食い、お香をたきながら寝る私のような無印女子にはほど遠い場所。
でも、ストレス発散にはお酒が必要だし、何気ない日常に、月末の華金に、彼氏のいない休日に、どうしてもホストクラブに行ってみたい。せっかくなら……せっかくならイケメンと触れ合いたいんですッ!!
ついに意を決した私は、KAI-YOU.netの取材にかこつけて、歌舞伎町の地に降り立ったのでした。 取材・文:ミクニシオリ 編集:恩田雄多 撮影:宇佐美亮 イラスト:Miyako
※今回のサービス「horeruプレミアムメンバーズ」を使っての初回案内は1日2件を上限としております。本記事は特別に4店舗取材しております。
※取材は2020年11月に実施。取材時は必要に応じてマスクを外して撮影しています。
ホストを探す上で歌舞伎町でもっとも怖い存在
意気込んだのも束の間。歌舞伎町に着いた途端、おろおろしてしまいました。実はアレが怖いんです。そう、 キャッチのお兄さん!
経験上、ホストじゃなくて飲食店やナイトワークのキャッチだったこともしばしばあったので。
聞くところによると、ホスト好きな女性たちはキャッチとすらつるみ、夜の街を闊歩するというのですが、やっぱりそれはレベルが高い。
歌舞伎町のランドセルと呼ばれるMCMのリュックも持っていない。ここでの私はマサラタウン出たてのサトシ同然。
どうやってホストに行けばいいかわからず、途方に暮れていた初心者のワイにできることは、もはやググることのみでした。
キャッチ不要! 初回無料でホストを楽しめるサービス
悪質なキャッチに引っかからず、ホストの初回を楽しむにはどうしたらいいのか。圧倒的ネットリテラシーを駆使してたどり着いたのが──「horeru(ホレル)」というサービスでした。
LINE@を友だち登録するだけで、ホストクラブコンシェルジュが行きたい店舗の空席情報を確認してくれたり、予約を取ってくれたりするというサービス。これならキャッチのお兄さんナシでも、お目当てのホストにDMする勇気がなくてもホスト遊びができちゃうッ……! しかも、なぜか初回料金を無料にしてくれるというのでテンションがトチ狂います。なんでなんだ。
基本的にホストは初回来店時の価格設定は控えめですが、とはいえ数千円はかかるのがデフォルト。その料金がタダになっちゃうっつーんですよ、しかも初回来店なら何店舗行ってもOK。
私は決意しました。
ならば、公式サイトとか見ててイイと思ったホストに全員会いたい。だってタダなんだもん。こうして、ホスト初心者の無印女子がゆく「歌舞伎町ホストはしご酒ツアー」が始まってしまったのでした──。
ホストクラブ初体験で「ホスト回転寿司」を初体験
ということで「horeru」を駆使してまず予約を入れたのは、歌舞伎町の王道ホストクラブ「club Leo…」。店選びの理由はシンプルで、どうしても会ってみたい、二次元みたいなお顔のイケメンホストがいたからです。とはいえホスト初心者女子、何もかもが初めてなのでホストの初回利用がどんなものなのかもさっぱりわからない。本当にお目当ての男の子に会えるのだろうか。不安は無印で買ったニットのポッケに突っ込んで、重く荘厳な扉を開けると、そこには──。 異次元空間が広がっていました!
予想以上に広い店内、テンションを爆上げするイルなEDM。これが、ホストクラブ……!
まずは席に通してもらい、どうしたら分からずソワソワしていると、内勤のお兄さんが話しかけてくれます。 内勤さん「『club Leo…』へようこそ。当店のご利用は初めてですか?」
ミクニ「あ、初めてです……」
おずおずとそう伝えると、お兄さんが注文用タブレットを持ちながら、いろいろと説明してくれました。どうやらこのタブレットで、飲み物とホストのお兄さんを注文するようです。 飲み物を選んだら、次はホストを指名。と言っても、絶対に会えるかどうかは店の空き状態次第のようなのですが、とりあえず気になる男の子を3人まで、カートに入れることができます。こんなAmazonみたいなノリでイケメンを注文できるのか。
飲み物とホストの注文が済んでソワソワしていると、急にイケメンに声をかけられます。 一番お目当ての子ではないものの、最初のリストに入っていた男の子が来てテンションが上がります。 今日が初めてのホストクラブだという話をしたり、乾杯してどんなお酒が好きなのかという話を5分ほどしていると、今度はまた別の男の子が。
先ほどとは雰囲気が違うラフなファッションで、落ち着いた感じの子です。こんな子もいるんだな〜と世間話を始めると、また5分ほどで次のホストにチェンジ。 え……えぇぇぇぇぇぇぇ?
こんなノリで5分〜10分のペースで、目まぐるしく男の子が変わっていきます。 そのたびに名刺をもらうので、溜まっていく名刺で机が埋め尽くされそうだし、しかも基本的にイケメンしか来ないのでおかしくなっちゃいそう。
王道ホストと恋人気分を味わうと、中学時代に帰る
隣、いいかな……?
隣、いいかな……? いいかな? かな?
※エコーです
いい香りをまとった声がするほうを振り向くと、そこには今日のお目当てホスト・神威ルイくんが……! 神威くんのコミュニケーション術にはもう脱帽。例えば合コンに来る体育会系営業マンとは全ッ然違うんですよ。
踏み込みすぎない世間話をして、でもちゃんと笑えるオチがあって。 このまま楽しく飲む感じかな、と思ったら、急に顔がすっと近づいてきたり、頭をなでてくれたり……。 乾杯から数分、盛り上がってきたのかぐっと距離を縮めるように、必殺口説き文句をかましてくれる神威くん。 神威くん「シオリちゃんは身長、何センチ?」
ミクニ「157cmくらいです、普通なんですよね〜」
神威くん「じゃあ、俺と20cm差くらいだね。……これならキスもしやすいね♡」 神威くん「可愛いから写真に残しておこう」
普段じゃあり得ない持ち上げ口説きセリフで照れ散らかす私を見て、ツーショットも撮ってくれました。 これが……これが合コンだったら、ここまでテンションが上がっていないかもしれない。芸術品のような話術を持った男の子の口説き、ボディタッチ。
月並み、月並みすぎるけど……もうメロメロという言葉以外にどう表現したらいいかわからない。「私のIQはもう2よ!」という気持ち。
初めて乙女ゲームをプレイした中学時代の甘酸っぱい気持ちと感情の高まりを思い出します。 長めに13分ほど神威くんと会話をして、またホスト回転寿司ターンに突入。90分ほど戯れて、初回の時間が終了しました。
内勤さんが現れて、本来ならここでお会計があるのですが……「horeru」を使っているのでタダです。いや、本当にありがたいな。 最後の「送り」があることで、お目当ての男の子と会えなかったときでも、絶対に一度はお話ができるようです。 入り口前の階段を、手をつなぎながら登ってくれる神威くん。こんなの現実でやってくれる人がいるんですね……。
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