届木ウカさんはVTuberの活動のかたわら文筆業をおこなってきたが、小説家としては今回がデビュー作となる。
『SFマガジン』2月号は2年ぶりに百合を特集。2018年に百合を特集した際には『SFマガジン』史上初の3刷を記録した。今回は特別増大号として発売される。
【VTuber届木ウカ 小説家デビュー】
— 羽華(届木ウカ)@14日重大発表 (@todoki_uka) December 14, 2020
小説家デビューしました。
25日発売のSFマガジンにデビュー作「貴女が私を人間にしてくれた」が掲載されます。
アイドル配信者とバーチャルシンガーが恋に落ちる話です。
作:届木ウカ(@todoki_uka )
絵:なおいまい(@naoreba ) pic.twitter.com/tBlc2JSIAO
届木ウカ小説家デビュー作とこれまで
届木ウカさんはVTuberを中心にマルチなジャンルで活動を展開。文筆業としては今年の『SFマガジン』8月号の他、2018年の青土社文芸誌『ユリイカ』の特集「バーチャルYouTuber」にエッセイを寄稿している。 小説家デビュー作となる今回の作品は、アイドル配信者とバーチャルシンガーが恋に落ちる話。扉絵は『ゆりでなる♡えすぽわーる』の漫画家・なおいまいさんが担当した。
タイトルは『貴女が私を人間にしてくれた』で、『裏世界ピクニック』の宮澤伊織さんへの爆発的な話題となったインタビューを意識したものと推測できる(外部リンク)。
力の入れようが伝わる特別増大号
届木ウカさん以外にも公開された特集内容には注目すべき文字が並ぶ。SFマガジン百合特集2021の全貌を公開します。合計200ページ超の特別増大号になりました。
— 溝口力丸 (@marumizog) December 14, 2020
【12月25日(金)発売】未来への花束。SFマガジン「百合特集2021」内容紹介|Hayakawa Books & Magazines(β) https://t.co/H2GrxtkHB0
ミステリー小説で知られる斜線堂有紀さんの扉絵を漫画家・宇佐崎しろさんが手がけるほか、百合専門ニュースサイト「百合ナビ」管理人・ふりっぺさんへのインタビュー、『「百合映画」完全ガイド』や『大人だって読みたい!少女小説ガイド』の編著者によるエッセイなど。 このほか、noteで全篇公開され注目を集めた『ピュア』の小野美由紀さん(外部リンク)の書き下ろし、『裏世界ピクニック』のTVアニメ化にまつわる対談、インタビューなど目白押しの内容となっている。
SFマガジンが百合を特集するのは2018年以来。その号は予約時点で重版が決定するなど話題が沸騰。『SFマガジン』史上初の3刷となった。 今回の特集も合計200ページを超えるボリュームとなり、雑誌自体も64ページ増の特別増大号となっている。
ジャンルを越境するVTuber
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