ほかにも、ファンタジー作品に出てきそうな古代文字風の、どこかで見たことのある文字。 この「まるでバーコードなフォント」や「dokokaフォント」、共にフリーフォントとして公開・無料配布された。
作者である綾野さんは、“見るとたのしい気分になる文字”を制作しているクリエイターだ。
BOOTHにてフォントを公開しました。
— 綾野 (@ashitanoayano) September 1, 2020
・「まるでバーコードなフォント」
・「dokokaフォント」
無料でダウンロードできます!
ぜひご利用ください。
こういうの初めてなので、何か不備がありましたらご連絡ください🙇https://t.co/Z7wpRPxcWn pic.twitter.com/d5Oic0TUzH
「見た人がワクワクするものを」
「見た人がワクワクするものを目指しています」とは、ポップな文字を生み出してきた作者の綾野さん。綾野さんはそのために、日頃から、スケッチブックにあらゆるアイデアを書き出している。
例えば、文字を極端に縦に細長くしたとき、バーコードに近い見た目になることに気づいて誕生したのが「まるでバーコードなフォント」だった。 「普段はそれを機械を通してのみその意味が理解できる単なる模様としてしか見ていないと思います。しかし、そのバーコードが実は文字で、機械を用いずともそのままでも読めるとしたら…と、考えが膨らんでいきました」(綾野さん)
「まるでバーコードなフォント」は、数字や大文字アルファベット、「!?」といった記号をふくめて全38文字のフリーフォント。
「dokokaフォント」は、“どこかで発見された文字”をコンセプトに制作されたフリーフォントで、円状に打ち込むと魔法陣風に。大小アルファベットと記号で、全56文字で構成されている。 どちらも現在、BOOTHから無料でダウンロードが可能。
今回の両フォントは、どちらも可読性が高いとは決して言えない。「けれど、ついつい打ち込んでみたい、と感じていただけると嬉しいです」と綾野さんは語る。
イメージを作字として具現した「曜日作字」
数々のポップな文字をつくり出してきた綾野さんのお気に入りは、「曜日作字」。これは各曜日に対して綾野さん自身が持つイメージを言葉で表し、さらに作字としてデザインして一週間毎日投稿した一連の企画。1週間の毎日曜日作字を行いました。 pic.twitter.com/jNnjMi8pIC
— 綾野 (@ashitanoayano) August 10, 2020
「やってきました!! フライデー」など、何となく共感できるキャッチコピーとそのワクワク感がデザインされている。
作者として思いを込めると同時に「私はこう思いますが、あなたはどうですか」という問いを潜ませたところ、実際にSNSでは共感の声やコメントをもらったという。
「自分ごとに捉えてもらうというのも一つのワクワクの形ではないかと思っています」と綾野さんは語る。
ポップな作品たち
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連載
日夜生み出されるポップな画像たちを短く紹介する人気連載。 ソーシャルメディアやまとめブログ、バイラルメディアなど、 画像系コンテンツへの注目は常に集まっていますが、 KAI-YOUでは「POP」を軸に、話題の画像を紹介していきます。
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