書店員が選ぶノンフィクション大賞『女帝 小池百合子』や『つけびの村』など候補6作

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書店員が選ぶノンフィクション大賞『女帝 小池百合子』や『つけびの村』など候補6作

「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」

POPなポイントを3行で

  • 書「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」
  • ノミネート6作品を発表
  • 「女帝 小池百合子」「聖なるズー」「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」など
書店員が読んでもらいたいと思う本を投票で決める「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」のノミネート作品6作品を発表。

候補は全6作品。

Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞 ノミネート作品
佐々涼子「エンド・オブ・ライフ」(集英社インターナショナル)
梯久美子「サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する」(KADOKAWA)
石井妙子「女帝 小池百合子」(文藝春秋)
濱野ちひろ「聖なるズー」(集英社)
高橋ユキ「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」(晶文社)
ブレイディみかこ「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」(筑摩書房)

全国の書店員による投票を経て、11月上旬に大賞1作品が発表される。

「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」設立の理由

ノンフィクション本は、小説などと比べると、刊行物の中でもやや話題になりにくく、あまりスポットライトの当たることが少ないジャンルだ。

もちろんノンフィクションを対象にした賞はいくつも存在するが、例えば芥川賞や直木賞といった小説賞は一般的に広く知られていても、同じ日本文学振興会が運営する「大宅壮一ノンフィクション賞」はそれほど知名度が高くないという事実は、それを端的に証明していると言えるだろう。

そこで、書店員が本当に売りたい本を選び、受賞作は店頭でも大きな売れ行きとなる「本屋大賞」と「Yahoo!ニュース」とが組んで2018年に発足させたのが、ノンフィクションを対象にした本屋大賞だ。

第1回目の受賞は、探検家で読書家の角幡唯介さんが、準備期間に3年をかけて挑んだ、一匹の犬と冬の北極を旅した記録をまとめた『極夜行』(文藝春秋)。

2019年に行われた第2回目の受賞は、イギリス在住のブレイディみかこさんが、“元”底辺中学に通い始めた息子や友人たちの中学生活を描いた『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)。

それぞれ「ノンフィクション本大賞」受賞後、さらに大きな注目を集めるきっかけとなった。

「2020年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品

第3回目となる「ノンフィクション本大賞」。今回も、話題作がラインナップされている。

終末医療の現場で、理想の死の迎え方に向き合った『エンド・オブ・ライフ』。

かつて「国境線観光」が行われたという島をめぐる紀行ルポ『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』。

先日行われた東京都知事選で再選を果たした現都知事のキャリアと人となりに迫る話題作『女帝 小池百合子』。

犬や馬をパートナーとする動物性愛者“ズー”に密着、2019年の開高健ノンフィクション賞を受賞した『聖なるズー』。

2013年に起きた山口連続殺人放火事件の真相解明に挑んだ『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』。noteに投稿されて注目をあつめ、その後書籍化された。

そして、2019年に『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で大賞を受賞したブレイディみかこさんによる、イギリスの中高年男性の悲喜こもごもを見つめたエッセー『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』。

なお、Yahoo!ニュースの特設ページでは、ノンフィクションの魅力を伝える2つのコンテンツを掲載。

累計54万部を売り上げた『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のヒットの裏側に迫るべく、版元である新潮社に企画立案から大賞受賞までの秘話をインタビューした記事。

そして、普段ノンフィクション本になじみがなく、何から読んだらいいのかわからないという人向けに、10人の書店員がそれぞれ1冊ずつお薦めする「はじめてのノンフィクション本」が掲載されている。

小説もノンフィクションも、知らない世界への扉

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