このフェアは昨年にもシライシユウコさんによる『ハーモニー』のイラスト使用(両面)クリアファイルのプレゼント企画で好評を博したもの。開催期間は6月下旬からのスタートとなる。
フェア対象作品としては小川一水さんによる『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』、宮澤伊織さんの『裏世界ピクニック』、草野原々さんの『最後にして最初のアイドル』、矢部嵩さんの『〔少女庭国〕』など全6点が発表されている。
【6月下旬スタート】
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) June 9, 2020
百合の日(6/25)あわせのフェア特集。大好評につき、今年も開催します。
心の距離の物語。ハヤカワ文庫の百合SFフェア開催のおしらせ(2020年版)|Hayakawa Books & Magazines(β) #note https://t.co/4PZPfzBx3H
此方と彼方、心の距離を描く物語
2018年に同社の『SFマガジン』百合特集号が創刊以来初となる3刷の快挙を達成するなど、女性同士の感情と関係性を通して描かれる、人と人との、心の距離の物語への関心は年々高まりを見せている。ヴィレッジヴァンガードでは全国を巡回する「百合展」(同展2020年版は現在延期中)を2016年から毎年主催。星海社からは古今東西の百合映画300本以上を掲載した『「百合映画」完全ガイド』がこの6月27日(土)に発売されるなど、漫画やイラスト、映画などジャンル問わずポップカルチャーにおけるキーワードになりつつある。
早川書房でも、2019年には世界初の百合SFアンソロジー『アステリズムに花束を』を刊行。それに合わせて開催された昨年の百合SFフェアも好評を博した。
2020年に入ってからもその勢いは衰えず、宮澤伊織さんの『裏世界ピクニック』シリーズがTVアニメ化されることも発表されている。
また、今年のフェアでは『天冥の標』で日本SF大賞受賞した小川一水さんによる『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』がフェア開催に合わせて重版出来となる。
なお、『SFマガジン』百合特集の第2弾も構想中とのこと。こちらにはイラストSNS「pixiv」上で開催された「第2回百合文芸小説コンテスト」にてSFマガジン賞を受賞した2作品などが掲載される予定。
SFマガジン百合特集、第2弾をぼちぼち考えはじめます。
— 溝ロカ丸 (@marumizog) May 18, 2020
百合文芸コンテスト受賞作が載ること以外は白紙なので、持ち込みや売り込みなどがありましたら、プロアマ問わず大歓迎です。文字でも絵でも漫画でも。DMまでどうぞ。 https://t.co/9U1YD9wTpz
"ヤバい"心の距離の物語
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