双子のライオン堂刊行の文芸誌『しししし』でJ.D.サリンジャー特集

双子のライオン堂刊行の文芸誌『しししし』でJ.D.サリンジャー特集
双子のライオン堂刊行の文芸誌『しししし』でJ.D.サリンジャー特集

『しししし3 特集:J.D.サリンジャー』/画像は公式サイトから

POPなポイントを3行で

  • 書店・双子のライオン堂が刊行する文芸誌『しししし』
  • 最新号で特集するのは世界中で知られる J.D.サリンジャー
  • 古典的名作にして代表作『ライ麦畑でつかまえて』
書店・双子のライオン堂が刊行する文芸誌『しししし』の3号が、4月27日(月)に発売される。

特集するのは、古典的名作にして代表作『The Catcher in the Rye』(原題)で知られる作家・J.D.サリンジャー

年1回刊行される本屋発の文芸誌『しししし』

『しししし』は双子のライオン堂が年1回刊行する文芸誌。

1号で宮沢賢治、2号でドストエフスキーを特集してきた。

各号で書店員、大学教授、詩人、研究家など様々な執筆陣が名を連ね、コラムやエッセイを寄稿。特集に沿った企画のほか、書店の日常を綴った「本屋日録」や読者コラム「本と生活」などが掲載されている。

数々の作品に影響を与える『ライ麦畑でつかまえて』

そんな『しししし』3号で特集されるのは、1940年に短篇「若者たち」でデビューした作家・J.D.サリンジャー。

アメリカ陸軍への従軍経験もあり、1944年のノルマンディー上陸作戦にも参加している彼は、1951年に『The Catcher in the Rye』(原題)を刊行。これが全世界で6500万部を超える大ベストセラーに。

1953年の『ナイン・ストーリーズ』刊行後、ニューハンプシャー州コーニッシュに隠遁。以降は短編などをいくつか発表、1965年6月に『ニューヨーカー』誌で『ハプワース16、1924年』を発表以後は隠遁生活を送った。

主な邦題『ライ麦畑でつかまえて』『キャッチャー・イン・ザ・ライ』で知られるこの作品は、世界中多くの作品に影響を与え、日本では近年アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の作中で多く引用されたほか、アニメ『PSYCHO-PASS』1期でもオマージュが見られるなど、その作風に影響を与えている。

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雑誌情報

本屋発の文芸誌「しししし3」

発売日
2020年4月27日
価格
2000円+税
判型
A5判 並製
ページ
332頁
取扱
全国書店
発行元
双子のライオン堂 出版部
装画
大槻香奈
扉絵
大谷津竜介
デザイン
中村圭佑

【目次】
特集「J.D.サリンジャー」

遠藤雅司/伊川佐保子/伊藤聡/大崎清夏/高橋和也/仲光健一/夏目大/古川誠/前川淳/三宅陽一郎

対談「101年目のサリンジャー」
夏目大×上原裕美子

読書会「ライ麦畑でつかまえて」&「バナナフィッシュにうってつけの日」

創作
山口勲/伊波真人/大前粟生/友田とん/宮崎智之/横田創

読み物
浅生鴨/荒木優太/越前敏弥/岡本健/小澤みゆき/岸政彦/斉藤倫/長谷川櫂/宮崎大祐/村瀬秀信/森山恵/矢野利裕/山本文子/山本貴光/結崎剛/吉川浩満

特別企画
「100年先輩に聞く。」
朝陽館荻原書店 荻原英記

対談「やっぱり文芸誌っていい」
倉本さおり×橋本亮二(司会:竹田信弥)

追悼 室井光広
井口時男/大山アラン/川口好美/橋本亮二/藤田直哉

様々な書店の日常を綴った「本屋日録」
toi books/乃帆書房/BREWBOOKS/ほんやのほ/사적인서점(私的な書店)/三餘書店(TAKAOBOOKS)

創作日録
大槻香奈/まつしたゆうり

読者によるコラム「本と生活」
伊藤あきこ/うきくさ/小川麻美子/小林ぽつ/四竈佑介/鈴木華織/鈴木涙香/高垣ぼす/中村圭佑/野村知一/廣瀬さとる/藤村忠/山中麻美/松井祐輔/田中佳祐/竹田信弥

本屋エッセイ賞 受賞作掲載

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